#48 許せない笑み ページ48
Gintoki-side-
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
今は沖田の部屋。
相変わらず殺風景。
そして――・・・
「・・・・んで、何のようですかィ旦那」
どいつもコイツも何なんだよ、とでも言いたげな野郎。
まぁな、つい最近も多串くんとお話したもんな。
「まぁ、つい最近野郎からも聞かれただろうが・・・」
一度間を置くと、奴の目を見た。
「お前、好きなやつほんとに居ねぇのか」
「居ません。
そんでもって、なんで土方から聞かれたこと知ってんですかィ」
「俺が聞けっつったから」
「旦那やっぱドSですね
あんな野郎と恋バナなんて胸糞悪ぃことさせるなんて」
鬱陶しがるように言って、顔を歪めた。
だが俺はそんなのも無視して、続ける。
「じゃあ仮に、だ
お前の身近な女・・・Aか神楽が
お前の事好きっつったらどうする」
「それ仮だって言われてもかなり気味悪ィんですが」
露骨に嫌がる顔。
大事なことだってのに、と少し怒りが芽生えるが抑える。
「ちょっとでも考えねぇ?」
「Aはともかくチャイナはありえねェ、絶対無理」
・・・・え?
"Aはともかく"?
「・・・じゃあAなら考えてくれんの?」
「アイツは結構調教しがいありそうなんで」
「真面目に答えろ」
「俺はいつだって大真面目ですよ」と平気な面で答える野郎に
いい加減、理性が切れかける。
「何度も言うように、俺ァ好きな奴なんて居ません
チャイナにもAにも一切、んな感情持ち合わせちゃいねぇし」
「ただの女だってか?」
俺が聞くと、ヤツの口から出てきた言葉。
「女としてもみてねーかも」
・・・Aは、コイツを想ってる。
あれだけ苦しんで、花を吐くほど。
涙をながすほど___。
なのに、コイツは――――。
「・・・本気か?」
「・・・本気、つったら?」
ニヤリ、と挑発するように浮かぶ笑み。
俺は奴の胸ぐらに掴みかかった。
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冬華 - 面白いのですが、誰が何を喋っているのかよくわかりません、総「」や、あ「」とかにしてもらえると嬉しいです。 (2015年4月23日 20時) (レス) id: 1303c8d21f (このIDを非表示/違反報告)
栗兎(プロフ) - kotoさん» あ、いえそっちはいっちゃダメですよ帰ってきてください!!!Σ(´∀`;) まだまだ生きないとダメですよ!← (2015年1月3日 9時) (レス) id: adbd147c45 (このIDを非表示/違反報告)
koto(プロフ) - はーい 神(もう一人の方)の方逝ってきまー← (2015年1月3日 9時) (レス) id: 57a791093e (このIDを非表示/違反報告)
栗兎(プロフ) - kotoさん» URLが切れてしまって・・・:(;゙゚'ω゚'): あ、あとチャットにならないように気をつけましょうね!(念のため←) (2015年1月3日 9時) (レス) id: adbd147c45 (このIDを非表示/違反報告)
koto(プロフ) - ツイッターで呟く 「神発見」http://uranai… (2015年1月3日 9時) (レス) id: 57a791093e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:栗兎 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Kuri-Rito/
作成日時:2014年10月11日 21時