【銀魂】想はば、想ふほど【沖田総悟】

＃36　誰かへの想いを ページ36

「ぐッゲホッ･･!!」






いつも通り、苦しさと酷い違和感で涙がでる。



笑えない。

冗談じゃないよこんなの。









「はぁッ･･･う"が･･っ」









ほとんど呼吸ができてない。



大丈夫なのかな･･･。

死んだり、しないよね。




ニュースでも言ってなかったし死なないよね。大丈夫、だよね。









「･･･はぁ･･･っはぁ･･」





やっと身体の中に溜まった花

･･･もとい誰かへの想い(恋してないのに。)を吐き出して･･。









気持ちを晴らすつもりが、逆に曇る。



私の足元には、いつも通り色とりどりの花があって

暗い路地裏に、彩りをつけるよう。






一見綺麗に見えるけど

その花がどこから出てきたものなのか･･･。









　





「はは･･･っ
　････何なのさ･･本当」






その場で膝を崩した。



やっぱ、おかしいよこんなの。









―――なぜ、こんなものが私の身体から出てくる？

一体、私はどうすればいい？









―――そもそも、私は一体

誰を想ってるの？








それさえわかれば、治る可能性だって出てくるってのに

誰かも、わかんないなんて･･･。









　









　






「もぉやだ･･･」









膝に顔を埋めて、うずくまった。






怖いよ･･･。

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