緊急プラン 陀 ページ35
モンゴメリ「らしいわね。納得よ。今でも思い出すもの…『危害を加える敵には徹底反撃を』って云う言葉と、あの魂を凍らせる目。貴方たちとおじさまが協力したせいで、あたしは負けた。少し思うの。あんな風に初めから、探偵社とマフィアに同時に反撃されていたら、いくら組合でも、ひとたまりもなかったんじゃないかって」
その言葉は、また別の希望だった
モンゴメリ(あの殺気の中でも…あの人は普通だった、ということは…あの人は何者なのでしょうね)
モンゴメリが思い出すのは、森のすぐ近くでぶっきらぼうに話す、殆ど無口だった女性の事だった
中島「…」
そして、其の希望は、中島の”何か”を動かした
モンゴメリ「誰か来るわ。早く」
モンゴメリが扉を開けると、強風が部屋の中に入ってくる
ヒュオォオォオ
中島「ねぇ、本当に大丈夫?確かに此の部屋の中なら君は無敵だ。でもそれってつまり」
そう、彼女の異能力は使い勝手が割と悪いのだ
中島「君は、此の部屋から。永遠に出られないって事じゃ」
モンゴメリ「察しの悪い人ね。一寸した口実よ(ポソ生きて――いちかここから救い出して。待ってるから」
中島「判った」
中島は頷いて、扉の外へと飛び降りた
――
貴女「っくしゅ!!!」
セラは街中でくしゃみを一つした
貴女「あー、誰か私のこと考えてるのかな?っと」
襲い掛かってくる一般人の腹に拳を入れて眠らせるセラは空を見上げた
貴女「あーあ…折角の快晴だったのにな…晴れ、時々人からの白虎。と云ったところか」
ふ、とセラは小さく微笑んだ
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今日はここまでにします
次…何時更新できるか未定ですが、頑張って更新します!!
幸祐
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幸祐 - 月瀬さん» 有難う御座います!指摘助かります! (2019年7月27日 15時) (レス) id: 991f5a7ceb (このIDを非表示/違反報告)
月瀬(プロフ) - いつも 楽しく読ませて頂いてます!あと、「信念」が「新年」の誤字です… (2019年7月12日 18時) (レス) id: 9a5360aa7e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:幸祐 | 作成日時:2019年5月10日 20時