二回目 不審死少女の謎を追え（2） ページ9
「…？？」
おかしいな、もう歩き始めてから一時間が経つのに。森とはいえ小学生でも一人で来られる距離なのだ、こんなに時間がかかるのはおかしすぎる。
「おかしいな、いつも20分で森から出れるのに…｣
焦っているような声で言うサユリ。いつもはすぐ出られたのだろうね…。
「聞くけどさ、ここに来るのは初めてじゃない…よね？」
「うん！何回も来たことあるよ！…あっ、もしかして｣
何かを思い出したように立ち止まった。
「どうしたの？」
「おばあちゃんから聞いたんだけど、この森、呪われてるんだって！この森に入った人はみんな行方不明になったらしいよ｣
「…それでよく死ななかったね」
「あはは！ホントにそう思う！わたしも最初は怖かったんだけどね、あまりにも普通に出れたから、言い伝え、嘘だと思うな！」
「そういうのが命取りになるんだよ。めっ！早く森から出る方法を探そう」
そう言って私は後ろにいるはずのサユリちゃんの方を見る
その光景が目に飛び込んできた瞬間、私は目を見開いた
だってそこには
ズタズタにされた無残な姿のサユリがいたから。
さすがにもう死んでいるだろう。
きっと、これが殺された原因だ。
「どうして…？この数秒間に何が…」
一度ぐるりと周りを見る
不気味なほど、きれいで自然な音がする。
1頭、シカがいる。迷子かな。
「あっ」
一本の大木に切りつけられたような跡があるのを発見。
あの切りつけ方…鎌だ。
イメージは死神が所持するような鎌。
「死神なんて…いない、よね？」
わたしがぽつりと言葉をこぼすと、風の音とともに、左頬に軽い痛みが走った。
「いたっ…血だ」
斬られたんだ。
「かまいたちっているんだ…」
「A！早よ巻き戻さんかい！！」
「あっ、そうだね。“
＿二回目
サユリと会う前に戻る。
サユリに会い、森で異変に気づくところまできた。
今度はサユリを前に歩く。
これでどう殺されたかわかるはず。
「ﾐｬｰ」
突然の猫の声。
あれ？前回は猫の声なんてしなかったような…。
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萩野千紗 - 占ツクこそ正義さん» 感謝の塊です…(*´ω`*) (10月11日 19時) (
レス) id: b92ecbc300 (このIDを非表示/違反報告)
占ツクこそ正義 - 面白いかったです！みならわせていただきたいぐらい！！ (10月9日 10時) (レス) @page5 id: 5653eb9b89 (このIDを非表示/違反報告)
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