白馬のキャベンデイッシュ ページ16
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「ホントに助かりました...!ありがとうございます、ホントに何とお礼を言ったらいいか」
係員に退場させられそうになった所を助けてくれたのは、花ノ国から来た"サイ"さんや"ブー"さんといったチンジャオファミリーの方々
取り敢えず、一つ問題を起こさなくてすんだと頭を何度も下げると二人はいえいえ、と手を横に振る
「いいやい礼なんて!!カカッ」
いい人もいて良かった、と胸を撫で下ろしているとサイさんは何かブツブツと呟き始めて
突然、私たちに掴みかかってくる
「取り消せ貴様ァーーー!!」
「キャーー!?」
「わーーーっ!!」
「そこまで拒否することじゃねェよ!!アニィ!!」
な、何なのこの人たち...!!?
いくらなんでも感情が盛り上がるタイプって...これは扱いにくすぎ
色んなやつがいるなー、と麦わら屋さんは笑うけど
それ、アンタが一番言うな
「A...じゃなかった、(偽名を設定してください)!そう言えば、おれって何ブロックかなぁ」
「え?聞いてなかったんですか...私はBブロック、麦わら屋さんはCブロックでしょう」
そうかそうか、と笑う麦わら屋さん
ここに私がいて、良かったかもしれない
じゃないと、あまりにも無鉄砲すぎる
「兎に角、私達も戦闘準備室に行きましょう」
____
__
「うっほ〜〜〜!!コレ何でも使っていいのか!?」
辺り一面に飾られる防具や武器たち
麦わら屋さんは私の静止も聞かず、カッコいいと思ったものを片っ端から身に付けていく
この色仕掛けに役立つワンピースも、戦闘では頼りない
少しくらい武器も拝借しよう___とものを物色していると...
「係りの女たちが全員倒れていく!!」
「貴公子が...♡」
バタバタッ、と倒れていく女たちの合間を縫って、1人の男が私と麦わら屋さんの前に立った
___って、麦わら屋さん色々と身につけすぎ
「あーそこのキミ!!それじゃダメだ、防具には重量制限があるんだぞ」
キャベンディッシュと呼ばれる男が何か言ってるけど、麦わら屋さんはそれどころじゃない
ガッチャガッチャと体を鳴らして係員さんに止められる。慌てて私も係員さんの元へと駆けつけた
「重量オーバーだ」
「えー」
「ほら、欲張っちゃダメですよ。あ、記念に写真は撮っときますね」
「おう!カッコよく撮ってくれよ!」
「今教えたろ!!ちょっとこっち来い!!」
キャベンディッシュ...聞いたことがある気がする
どうせ、この人も大物なんだろうけど
ここはコリーダコロシアム
世界の大物たちが、名を連ねる闘技場___
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睡眠丸 - 本当にめちゃくちゃ面白い作品ですね!!一番初めのところから読ませていただいていますが、飽きるところがないです!!これからも更新頑張って下さい!応援してます!!長文失礼しました! (2019年9月14日 20時) (レス) id: 4e8951a1b9 (このIDを非表示/違反報告)
RIOT(プロフ) - エースファンさん» コメントありがとうございます!名前の()無しは最新話の二行目でしょうか?ここは(偽名)になっているので、偽名の設定をしていただかなければ、名前という表示になるように設定してます!紛らわしくてすみません...! (2019年9月6日 7時) (レス) id: f952b08383 (このIDを非表示/違反報告)
エースファン - 名前が()されていませんよ。そうしないと入力した名前が出来ないと思います。以上です。面白い話なので、更新頑張ってください! (2019年9月6日 6時) (レス) id: 02823b3e8b (このIDを非表示/違反報告)
明煌羅(プロフ) - 続々編ありがとうございます!楽しみにしてました! (2019年9月4日 16時) (レス) id: e8cddd2bcf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:RIOT(別垢にいみ) | 作成日時:2019年9月4日 16時