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166話〇 ページ20

るぅとside

『るぅとくん夜ご飯食べてないよね?』

るぅと「あ、はい!」

『じゃあ作っちゃうね!てきとーにゆっくりしてて!』

るぅと「あ、じゃあお言葉に甘えて...」

エプロンをつけたAがお肉を炒めてる

なんとなく落ち着かなくて、とりあえずソファーに座る

るぅと「ふぅ...うわっ」

膝の上に猫が飛び乗ってきた

るぅと「ね、猫...」

猫は嫌いだけど、Aのペットだし...

勇気をだして、背中を撫でてみる

猫は気持ちよさそうに喉をならしてる

もっと獰猛だと思ったけど...

『るぅとくん、ご飯出来たよ!』

るぅと「あ、はい!」

てか、膝の上に猫がいるから動けないんだけど!

『あっ、こゆき〜。るぅとくんのこと好きなの〜?』

こゆき「ニャ-」

『はぁぁぁあっ、可愛いっ!でもお風呂入るよ〜』

こゆき「ニャッ」

Aが猫を抱き上げる

『じゃあるぅとくん、お風呂入ってくるからご飯食べて待っててね!』

るぅと「はーい」

ーーー

『お待たせー』

るぅと「おかえりなさい!ご飯美味しかったです!」

『ほんと?良かった!』

お風呂上がりのAは少し大人っぽくてなんとなく目を逸らしてしまう

『よし、じゃあこゆきは一旦ゲージの中で待っててね〜』



『さて、と..何があったのか話してみなさい!』

ソファーに座ってる僕の隣にきてそう言うA

...Aになら、全部言ってもいいかな?

ーーー

昔のことを全部話した僕

Aは黙ってたけど、不意に口を開いた

『..私ね、この前ななもり先輩に聞いたの。その話』

るぅと「..っえ?」

『でも、ななもり先輩はその女の子が酷いこと言ったって知らないっぽかった』

るぅと「...ずっと、黙ってるんです」



るぅと「皆はずっと、あの子は...愛華は優しいって信じてます」

るぅと「このこと言ったら、皆に、負担をかけちゃうんじゃないか、って...」

鮮明に思い出される

愛華に頬にキスされたこと

あの時はすごく嬉しかったのに


思い出すと気持ち悪くて仕方ない

無意識のうちに頬をこする

『..るぅとくん、傷ついちゃう』

そっと、Aが僕の手に触れて動きを止める

そのまま僕の目元の涙を拭う

『るぅとくん、誰も聞いてないから、思いっきり泣いていいんだよ』

るぅと「っ...」



るぅと「...つ、辛かった...」

僕は涙が止まらなかった

しかもそのまま寝てしまった

Aは、ずっと僕のことを抱きしめてくれていた

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- もう本当に面白くて読んでて飽きないです!これからも頑張ってください!(╹◡╹) (7月31日 13時) (レス) @page6 id: 9d24992ef8 (このIDを非表示/違反報告)
天廻眠夢 - この作者さん大好き (2022年5月2日 17時) (レス) @page12 id: 56b18fb25d (このIDを非表示/違反報告)
- 優希君好きだわ、面白い← (2022年2月14日 23時) (レス) @page12 id: f727faf186 (このIDを非表示/違反報告)
フェアリー - .......るぅとくん神 (2021年7月10日 16時) (レス) id: ebc545326a (このIDを非表示/違反報告)
夢猫姫 - 171話最後さとみがさんとになってるwww (2021年2月26日 21時) (レス) id: 35c1b3ec55 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あるとん&りんりん x他1人 | 作者ホームページ:見てみた〜い?見てみた〜い?飲んでるところが見てみたい!!!  
作成日時:2020年1月14日 23時

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