学園の王子に目付けられた！！4【stpr】

182話〇 ページ36

貴方side

莉犬「っマジで？」

愛華「うん！折角みんなに会えたし...」

るぅとくんは俯いているが、顔が真っ青になっている

ななもり「今日確か皆なんも予定無かったよね？」

ジェル「おん」

ころん「じゃあ行こーよ！」

話が進むにつれ、るぅとくんの顔色がどんどん悪くなっていく

さとみ「え〜俺今日Aと帰ろうと思ってたのに」

『は？』

ななもり「まぁ、それは明日でもいいでしょ？」

さとみ「良いけどさ...Aも遊びに行かね？」

『私は、大丈夫ですけど...』

ちらりとるぅとくんを見ると、懇願するような目で私を見ている

『じゃあ、私も行こうかな』

愛華「.....Aちゃんも来るんだ！楽しみだなぁ」

莉犬「A...」

莉犬が小声でこういってくる

莉犬「いいの？愛華、何するかわかんないよ？」

『大丈夫。それに、るぅとくん心配だし』

莉犬「そっか..なんかあったら、すぐ言ってね」

ーーー

ころん「僕タピオカ飲みにいきたーい」

愛華「いいよ！行こ！」

目の前では、私、莉犬、るぅとくん以外の5人が楽しそうに喋っている

出来るだけ距離を取ってるのに

ジェル「あれ？なんで3人ともそんな後ろいるん？一緒に喋ろうや！」


このKYがああああぁぁぁ←

莉犬「いや、8人で並ぶと迷惑じゃん？」

愛華「じゃあ私後ろ行く〜！」

そう愛華さんがいって、私の隣に来る

愛華「そういえば、Aちゃんも転校してきたんだよね？」

『あ、うん。5月にね』

愛華「へぇ！どうして皆と仲良くなったの？」

『うーーーん...』

転校当初の時を思い出す。

莉犬の隣で、るぅとくんにキレて、ジェル先輩に会って、それから...


『...さとみ先輩の変態』

さとみ「え？！」

『暴言男...』

ころん「懐かしいなそれ！」

『あぁ、ななもり先輩は最初から好印象だった気がする』

ななもり「やった」



愛華「ふーん..皆が女の子と仲良くしてるなんて、新鮮だなぁ」

愛華「特に、るぅくん！」

るぅと「...ﾋﾞｸｯ」

愛華さんはるぅとくんを指さしてこういう

愛華「昔は私以外の女子に興味なんて欠片もなかったのに、まさか好きな子ができてるなんて」

愛華「るぅくんって一途な人だと思ってたから、いがーい」

『っ..』

なんて悪質な嫌味なんだろう

るぅと「..そっちが裏切ったくせに(小声)」

ころん「...なんて？」

るぅとくんは、辛そうな顔をして、こう言った

るぅと「僕はA以外の女は嫌いです」



るぅと「もう..関わらないでください」

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