学園の王子に目付けられた！！4【stpr】

162話〇 ページ16

貴方side

『うぅ...』

そして強制的に着替えさせられました

もも「...りり、もうちょっと手間加えたくない？」

りり「もちろん。ちょーっと髪の毛いじるねー」

『えぇ...』

1つ結びを解かれ、髪の毛を緩く巻かれる

サイドで編み込みされて、後ろの方で止められてる(気がする)

ついでになんか化粧もされて

もも「完成！」

りり「ほら、見てみて！」

興奮気味のりりちゃんに鏡を手渡され覗いてみる

『.....似合わなっ』

そもそも私にこんなひらひらは似合わん←

もも「自分で見たらそうかもね。だから...」

りり「先輩方ー？終わりましたー！」

『は？！』

りりちゃんがそう声をかけた瞬間、ものすごい勢いで教室の扉が開く

るぅと「っ...///」

さとみ「ミニじゃん！」

ころん「...まぁ、いつもよりはマシなんじゃないの！///」

ジェル「ええな。似合っとる」

莉犬「A〜！可愛い！」

ななもり「前のより清楚なやつになってるね。良かった」

前のやつって、金沢さんが用意したやつだよね

え、これで前より清楚...？

もも「ほらね？皆可愛いって」

りり「青木先輩素直じゃないですね」

ころん「は？！///」



ジェル「髪型いつもと違うんやな。似合っとる」

『...どーも』

莉犬「いっつも1つだもんね！たまには変えてみたら？」

『私不器用だからさ...』

もも「髪型なんて学校で私とりりが変えられるよ」

りり「そうそう！Aちゃんの髪の毛サラサラだからいじるの楽しいんだよね！」

『そ、そうかな？』

やっぱり女子に褒められるって新鮮

自然と嬉しくなってくる

莉犬「あ！A、嬉しそうな顔してる！」

『え、なんでわかったの？』

ジェル「めっちゃ分かりやすかったで。“私嬉しいです”って顔してた」

『ま、マジか...』



『私、ずっと女友達いなかったから..2人と友達になれて嬉しい』

ももりり「っ...」

素直にそう言ってみると、何故か抱きしめられる

先輩達は生暖かい目で見てる

......なぜ？

163話●→←161話●

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す