学園の王子に目付けられた！！2【stpr】

51話● ページ3

貴方side




”うるさいよ。脅して付き合っただけのくせに”
そっと食器を置き、今になってあの時の先輩が言った言葉を思い出す

ころん先輩の彼女事情はあんま興味ないけど、なんだか脅されたって聞くと気になるよね！？


『あの、先輩』

ななもり「ん？」

『あの時先輩が言っていた脅されて付き合った彼女さんの件についでなんですが…』

ななもり「…」

『その、ちょっと気になって…』

ななもり「…まあ、Aには話してもいいかな」

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

それは、私が転校してくる前の事。



ころん「いやぁ〜、今日も満足」

さとみ「お前も飽きないよな」

ころん「さとみくんに言われたくないね」


いつもの様に街へ女を誘っては帰りが遅くなる2人。
時間なんて気にせず、高校生だという事も忘れて遊んでいた

そんな時に、2人はあの彼女さんとあったらしい




菜々緒「論くん」

ころん「あ、ななおじゃーん」


いつも通り、女の前では笑顔になる
しかし、彼女の手にはカッターがあった


ころん「…なんのつもり？」

菜々緒「私と付き合って、じゃないと自害する」



カッターの先を少しずつ出していく菜々緒に、2人は戸惑っていた



さとみ「ちょっとちょっと、痛いのは良くないよ？」

菜々緒「私は論くんと付き合えるならなんでもいいの…好きなんだから」



もし、付き合わないと自 殺するから。と告げ、2人は付き合ったらしい

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈



『そんなの卑怯ですね…』

ななもり「でしょ？だからあのこ嫌いなんだよね俺」

『モテる男は辛いんだな…』




ななもり「そんなAだって、男子から人気あるじゃん？」

『え？』



ななもり「3年生で話題になってるよ？見た目がクールで可愛い子がいるって！」

『わわわわたしが…？』

ななもり「うんうん！俺も、Aみたいな子可愛いと思うよ！」

『…///』


少し顔を逸らしながら照れてると、先輩が顔を除き混んできた



ななもり「あれー？顔赤いよ？」

『あ、赤くない！』

ななもり「あれあれ？照れてるの？可愛いー！」

『先輩…からかわないでよ！』

ななもり「あはは、叩いても無駄」





何故か、ずるいなこの人
Ｓかな？

52話〇→←50話〇

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す