恋。おまけ

家族会話。 ページ13

玉森SIDE




Aがトイレに行った後

親父が言った。








玉父「ゆう。



あの子を守ると決心して

結婚を決めたんだな。」









「どうしたの、急に。」









玉父「結婚とは

大切なものなんだ。



それほどの覚悟が必要なのは

お前ももう大人なんだし

分かるよな。





弟だって、どれほど悩んで

結婚を決めたか。

ゆうも知ってるだろう。」









「うん。」









親父の目は

いつになく真剣で

初めて見た顔だった。









玉父「結婚は認める。




今後のことは

２人で決めろよ。」









「おう。」









玉母「お父さんね

ゆうが

2、3年前に一人暮らし始めた時も

あんなクールに

行ってらっしゃいって

言ってたくせに

その日の夜

寝れなかったんだから(笑)」









「え？(笑)

そうなの？」









確かにそうかも。









いつも滅多に

連絡してこなかった親父が

いきなり空の写真を送ってきて

晴れてるな、とか

訳分かんない時あったわ(笑)









自分で言うのも変だけど

そういうとこ

俺と親父は似てるのかも。









顔は母親似って言われるけど。









玉父「言わなくていいだろ

それは(笑)









…でも、Aさん。


良い人で良かったよ。








お前にピッタリかもな。」









「ぴったり？」









玉母「ゆうは



少し抜けているとこだってあるし




表情を表に出せない人だし





シャイだし




子供の頃とは打って変わって



別人になっちゃったし……。








でも、あなたにないところを

Aちゃんは持っている。」









俺のことボロクソ言い過ぎだろ(笑)









でも、


そういうこと言われると

何か嬉しいかも///








玉父「一目でわかったよ。



お前がAさんに

惚れた理由とか。」









「どこ？(笑)」









玉父母「フィーリング！」







「何だそれ(笑)」

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