やっぱり無理。 ページ15
いつまでもトイレに居たらダメだ！
もう、吹っ切れよう。
私は鏡に向かってかつを入れ、自分の頬を叩いた。
「うしっ！」
トイレを出た。
・
「えっ、どうして？・・・藤ヶ谷さん？」
藤「あっ、Aちゃん。大丈夫？」
「はい。」
藤「何か・・・宮田のせいでごめんね。あいつも、悪気があって言ってる訳じゃないから。」
「い、いいえ！全然。分かってます！」
私の為に来てくれたんだ。
・・・私、何してんだろう。
人に迷惑かけてまでこんなことして。
「けど・・・今日は、帰ります。・・・ちょっと飲みすぎたのかな？気持ち悪くなって。」
やっぱり無理だ。
このままの気持ちでみんなには会えない・・・。
藤「本当に？大丈夫？やっぱり、みやt・・・」
「宮田さんは悪くありません(笑)直接、大丈夫と言いたかったのですが・・・お金は今度必ず返します！・・・必ず。」
藤ヶ谷さんは、真っ直ぐ私を見て言った。
藤「そっか。また、誘うね。今度は人数減らそうかな(笑)」
「本当に、申し訳ありません。」
最低だ。
・・・みなさん。藤ヶ谷さん。結衣。ごめんなさい。
けど、この私の調子じゃ空気が重くなるだけだ。
結衣に一応電話しとこ。
prrrrrr-・・・ガチャ。
「もしもし、結衣？」
結衣「はーい！アハハハ。」
結衣は楽しそうに笑いながら出た。
結衣「A？トイレおっそいなー、何してんですか〜？」
「私ー・・・」
もう、外に出ていた私の声はバイクや車の音で消された。
私はそんな事気付かず
聞き返している結衣を無視しそのまま切ってしまった。
家に帰り、落ち込む私。
月の明かりがそっと、家を照らし出す。
そのぐらい家は暗かった。
もう一度、みんなに会って謝りたい。
けど。
やっぱり怖い。
悪いのは私だけど
何か言われてしまう。
そりゃそうだよね。
黙って帰る女だもん。
こんなしょうもないことで落ち込んでる自分が情けなくなる。
やっぱり、あんな男の人と直接プライベートで話すのにはレベルが違う。
結衣とは、ハードルが違うんだ。
お金も、また返してない。
メールや電話で謝るのも常識ない。
こんな最低な私、結衣は見捨てるよね。
明日、会社行けるかな。
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玉ぴょん(プロフ) - 面白くなってきましたねっ！大好きです、この作品！ (2015年6月18日 1時) (
レス) id: a1af0a8b02 (このIDを非表示/違反報告)
あんころもち - おぉっ!!ガヤさん狙ってきましたね〜(^^)でも私的には玉ちゃんとガヤさんよりも片岡さんの方が好きだわ〜〜（笑） (2015年6月15日 20時) (レス) id: f4a159c7c1 (このIDを非表示/違反報告)
紅華 - 玉ちゃんがいい〜 (2015年6月7日 23時) (レス) id: 4ec3d0fee7 (このIDを非表示/違反報告)
Aika(プロフ) - ん"〜ここはガヤちゃんで！ (2015年6月7日 10時) (レス) id: aab60f431c (このIDを非表示/違反報告)
由貴(プロフ) - 太ちゃんが良いです (2015年6月6日 22時) (レス) id: bf39404b50 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：涼風
| 作成日時：2015年6月2日 20時
