オタクJKが男性声優たちとシェアハウス。 (ページ12)

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11話朝Ⅱ ページ12

まず私が向かったのは、翔太さんの部屋。

コンコン

「はーい。」

起きてたみたい。

ガチャ、とドアが開き、翔太さんが顔を出した。

「あっ、Aちゃん！おはよう！」

「おはようございます、翔太さん。朝食ができたので、リビングに来てください。」

「えっ、Aちゃんが作ったの？」

「鈴村さんのお手伝い程度ですけど(笑)」

「そうなんだ！わかった、軽く今日のチェックしてから行くね！」

「はい。わかりました。」

続いて、宮野さん。

コンコン

「宮野さん。」

呼んでも、応答なし。寝てるかな？

「宮野さーん。」

すると、別の部屋のドアが開いた。

「あれ、Aちゃんどうしたの？」

「森久保さん……。」

そして、森久保さんに説明。

「そっかー。マモちゃん爆睡してるかもね(笑)」

「笑ってないで助けてくださいよぉ……。」

「わかったよ(笑)」

そして森久保さんは、ドアノブを掴んだ。

「え？」

「マモちゃん、入るよー。」

がちゃ

えええええ……！？

「俺たち、普段あんまり鍵はかけないんだよね。」

「そうなん、ですか……。」

「あ、Aちゃんはかけなよ？危ないから」

「は、はい……。」

そして、爆睡していた宮野さんを起こして、私は階段を上った。