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Lovely…7 ページ7

押えつけられる手に
ぐっと力が入って痛い。

どんどん加わってく痛みに必死に耐えてるとき、
神山くんが口を開いた。






神「お前は好きな人を怖がらせたいん?
ちゃんと、顔見てみろや…」

「っ、」


神「好きなんは悪いことやないよ。
せやけど、それで傷つけんのはちゃうやろ」

神「あんたは平気かもやけど、その子にとっての
トラウマにでもなったら、どないするん?」






相手を刺激しないようになのか、
言葉を選んで話してる。

でもそれが、嬉しくて。


涙でいっぱいの視界を、振り払う。






「……っ、ごめん、怖かったやんな。
つい、カッとなって…」

『こちら、こそ…
逃げるような態度とってごめんなさい』


友「本当、Aはお人好しやな」

神「優しくてええやん」






神山くんの言葉の甲斐あって
男の子とは無事仲直り。


助けてくれた二人に駆け寄れば、
二人も笑顔で待っていてくれる。

なんか、いい友達持ったなぁ…







『二人とも、ありがと!』

友「いーえ。どういたしまして」

神「いや、俺は何も…」

『ううん!
神山くんがいなかったら今頃どうなってたか…
想像するだけでも怖いし、よかったって思う。
助けてくれて、ありがとう』






そう言って微笑めば
ほんの少しだけ赤らむ神山くんの顔。

それを見た友香が、思い出したように言う。






友「あー、私用事あるんやったー!」

『え?本当に?ごめん、私も付き合うよ』

友「ダーメ。言いたいことあるんやって。
なー?神山くん!笑」

神「は!?おまっ!」

友「頑張れー」







ニヤニヤしながら教室へ戻って行った友香。

いや、なんでニヤニヤしてたの、笑







『どうしたんだろうね、ニヤニヤしちゃって。
もしかして彼氏とデートとかするのかな?』

神「あー、それは多分ちゃうかな」

『え、神山くん知ってるの?』







そう聞くと、あー、と少し言葉を濁してから
ちょっと俯いて後ろ髪をかく神山くん。


こんなときでさえ、
かっこいいと思う私は相当な重症だな。







神「んー、あんな」







なんか、やだな。
私が知らない友香を、神山くんが知ってるって。


友香にも、神山くんにも、嫉妬するかも。








神「好き」







…ん?







『え?』

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設定タグ:ジャニーズWEST , 神山智洋 , 恋愛   
作品ジャンル:恋愛
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凛憧(プロフ) - mさん» ご愛読、ありがとうございました! (2017年8月10日 13時) (レス) id: ba266bdcdc (このIDを非表示/違反報告)
m - 完結おめでとうございます!!凄く素敵な作品でした(*´ ˘ `*) (2017年8月10日 12時) (レス) id: eaf0e87e13 (このIDを非表示/違反報告)
m - すごく面白そうな作品ですね!更新楽しみにしてます! (2017年7月31日 17時) (レス) id: eaf0e87e13 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:凜憧 | 作成日時:2017年7月31日 8時

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