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青side



次の日



起きてスマホを見ると、はまちゃんからのライン



紫『話あるから、今日帰って来て』



俺は一昨日から、ホテルに泊まってる



青「はぁー…」



何やってんだ、俺



彼女から連絡させるとか…



俺から謝らへんと









一応俺ん家やし、インターホン、押さんくてええよな…?



ドアを開けて、家に入る



まだ、帰って来てへんか…









紫「ごめん、俺から言ったんに…」



帰って来て、急いで荷物を片付け、俺と向かい合って座るはまちゃん



紫「えっ…と…その…」



俺を前にして、言葉が詰まったんか、なかなか話が進まへん



ふー…



青「ごめん」



紫「ぇ…」



青「隠し事しててごめん。感情的になってもうてごめん。泣かせてごめん。悲しい顔させてごめん。不安にさしてごめん。彼氏として…って言うか、人として最低やんな。ほんっまにごめん。」



頭を下げる



思ってた事全部、俺なりに伝えた



紫「待ってや。俺かて、謝りたい事いっぱいあるねんで?流星のこと、疑ってもうてごめん。信じてあげられへんくてごめん。感情的になってごめん。ずぐ、意地張って素直になれへんくてごめん。…ごめん、りゅうせぇ…」



腫れまくったはまちゃんの目から、ポロポロと涙が溢れてくる



青「はまちゃん」



紫「ん…」



青「仲直り、な?」



紫「うんっ…!」



ぎゅーっと抱きしめ合う



紫「ふ…ぅ…りゅうせ…りゅうせぇ…」



青「これ以上腫らしてどないすんねん」



まぶた、鼻、ほっぺ、最後に口に、優しーく、優しーく、キスをする



紫「ふふっ…」



青「でさ、はまちゃん」



紫「ん?」



青「手ぇ出して?左手」



紫「?はい」



はまちゃんの左手薬指に、俺と同じリングを通す



紫「え…これ…」



青「ペアリング。今日でちょうど1年やろ?望に相談してたんはこれのこと。喜ばそう思ったんに、こんなことなってもうてごめんな?」



紫「んーん!ありがとぉ。俺こそごめん。俺のためのことやったんに。」



青「ううん…もう、謝んのは終わりな?」



紫「おんっ!」



結局最後は、仲良く1年を迎えた

4→←2



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作者名:神山たかひろ | 作成日時:2020年4月4日 9時

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