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黄side
次の日
はまちゃんは目ぇ腫らして来た
流星は、昨日より頭が冷えたんかな
ちょっとは冷静に見える
んー！やっぱり、首突っ込ませてもらうわ！
黄「流星、ちょっと来ぃ」
そう言えば、黙って付いてくる
空き部屋に入る
黄「ごめん、首突っ込まんといて、言われたんに。やっぱ、二人がこんなんなの、嫌やわ」
青「んなこと言ったって…」
黄「はまちゃんもやけどさ、意地張ってへんで、はよ謝り？」
青「…………」
黄「…一年前、俺らん前で、はまちゃん幸せにする言うたん誰や」
青「…」
黄「笑顔にする言うたん誰や」
青「…」
黄「泣かせてどないすんねん。悲しい顔させてどうすんねん。不安にさせてどうすんねん。…流星」
青「……わかってる…明日、ちゃんと謝る。何してたかも、ちゃんと説明する」
黄「…ん」
戻る途中、これからトイレに行くんであろう、はまちゃんと照史
すれ違った一瞬で
俺と照史は、目でコンタクトを取る
はまちゃんと流星は、一瞬だけ目を合わせると、すぐに逸らした
はまちゃんは、口をぎゅっとして、泣かないように堪えてた
流星は、悲しいような、悔しいような、そんな顔をしてた
こうさせたのが自分っていう悔しさと
辛いとき、側にいるのが自分じゃない悲しみ、なんやろな
黄「…今は、照史に任せとき」
青「おん…」
俺は、少し高いところにある頭を、わしゃわしゃっと撫でた
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作者名：神山たかひろ | 作成日時：2020年4月4日 9時
