【リボーン】Un viaggio per trovarmi (ページ9)

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案内ページ9

リボーンに言われた通り雲雀は私を職員室まで案内してくれるようだ。
今、会話はゼロ。きまずいの極みである。

雲雀赤ん坊の知り合いなの。
Aえ
終始下を向いて歩いていた私は突然かけられた言葉に慌てて顔をあげる。
早く答えろという表情を浮かべる雲雀に回答を急ぐ。
Aあ、はい、あの、リボーンは、家庭教師です、昔、えっと、あ、兄ので、あの、はい、そうです!
日本語はマスターしたはずなのに、慌てて答えたため変な言葉になる。
雲雀は変な文法には一切触れずない。そして自分から聞いたくせに私の話にさほど興味がないようだった。
雲雀ふーん。
とりあえず回答できたことに、ほっ。
雲雀ついたよ。
はっとすると職員室の前にいた。
あの、ありがとうございます、そう礼を告げようとしたのだが
雲雀次は邪魔が入らないところで君を咬み殺すから。
私の礼を聞かずに、雲雀はなぜか捨て台詞を吐いて去っていった。
何だったの、あの人は、、、

職員室の前で呆気に取られていると、後ろから声を掛けられる。
教師君、転校生の子だね?今の、雲雀さんと一緒に、、だ、大丈夫だったかい!?
慌てて挨拶をし、遅刻の言い訳をした。
教師は物腰の柔らかそうな人で迷っていた旨を伝えると優しく迎え入れてくれた。
偶然にもその教師は私の転入する学級の担任だったのだ。時間になっても来ないので心配して探しに来てくれていたらしい。
とりあえず1限はもう始まってしまっているので、二限の前に教室に行って紹介をしてくれるという形になった。
A優しい先生でよかった。

ところで一つだけ凄い疑問が残ったんだけど。何で雲雀は教師からさん付けされているの？