【リボーン】Un viaggio per trovarmi (ページ4)

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日本上陸ページ4

アナウンスミラノ発のJAL538便は3番ゲートに到着いたしました―――

成田空港第一ターミナルについた。ついに来た。
初めて足を踏み入れる生まれ故郷に胸が高まる。

Aここが、日本。

はやる気持ちを抑えて、入国検査を受けゲートをくぐった。
始めてくるのだから当たり前のように懐かしさはみじんも感じないが、一つ目の関門を潜り抜けたことで一先ずホットため息をついた。

ネットで調べた電車を乗り継いで、やっと並盛町についた時には辺りはすでに夕日に染まっていた。

お小遣いを元手にこっそり始めた株が大当たりした貯金を使ってアパートも契約した。
ネットを介して契約するものだったので14歳の私でも契約で来た。よかった。

Aここが、私の新しい家、、

ドキドキしながらカギを開け、部屋に入る。
低賃金の小さなアパートだが、ここが私のお城だ。

部屋に上がると一気に実感がわく。

A今日から、一人で暮らすんだ、、

急に寂しさが込み上げてきた。お兄ちゃんやファミリーの皆に会いたい。
でも私は自分で家を出たのだ。目的を果たすまでは帰れない。

もしかしたら、もう、帰っても迎え入れてくれないかもしれないけど。

Aちゃんと、、覚悟して出てきたはずでしょ。

大丈夫。お兄ちゃんだってへなちょこだったらしいけど、今の私と同じ年の時に跳ね馬になったんだ。
弱気になった自分に渇を入れる。頬をパンパンと叩くと荷ほどきを始めた。