【Dust tale】今日もまた、繰り返す

　＊ ページ10

『ハァ、ｧｯぁ！！！………？』


目が覚めるとそこはパピルスの部屋だった。


『あ、あれ？なんで…私、人間を止めようとして…ぁ…。』


思い出した！人間を止めようとしたらサンズが来てなんか色々あったんだ！


とりあえずベッドから降りてから考えよう…


『んしょっ…ｲﾀｯ！？』


そういえばお腹はまだ痛いままだった！！忘れてたっ！！((


やっぱり安静にしていよう。


そう思い、ベッドの上でゴロンと寝転がる。


そもそもなんで私ここにいるんだろう。


ホットランドにいたはずなのに…私には「近道」できないし…


謎だ。


…って違う！今考えるのは、お兄ちゃんのこと！


サンズがみんなを殺していたの？


私のこと(過去)を知っているサンズがどうして…。


お兄ちゃんのことだ。きっと何か理由があるんだろう。


それでもみんなを殺したことは変わらないけど…。


あれ、なら人間は？「また逃げる」ってどういうこと？


あの二人の様子だと知り合いに見えた。


でもあのサンズが人間を攻撃していた…ってことは…人間は恨まれている？


………なんで？？


一気に情報が入ってきたからちょっと混乱してる。


…あの優しいお兄ちゃんは何処にいったんだろう。


笑ってぐーたらして面白くて悲しんでいたらすぐに相談にのってくれる。


パピルスにも会いたい。ずっと帰って来ない。顔が見たいな。


あれ、なんか寂しくなってきたかもしれない…。


どうしてこうなっちゃったんだろう…。


これからどうなるんだろう…。


あぁ、寂しいよパピルス。悲しいよサンズ。


どうしよう。


『…ﾋｯｸ…ｸﾞｽ…』




涙が溢れて止まらないの。

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