【Dust tale】今日もまた、繰り返す

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あれからまた数時間かたった。


やっぱり考えててもそれが本当のことか分からないし。
と言ってもぼーっと天井を見上げてるだけだけどね。


ｺﾝｺﾝ…


誰かが扉をノックしている。
お兄ちゃんかな？


『はーい。』


ｶﾞﾁｬ


「A…。起きたのか。」


『う、うん…！もしかしてここに運んでくれたのってサンズ？』


「いや、違うさ。俺じゃない。
あの時突然いなくなったと思ったらウォーターフェルの草むらで眠ってるんだもんな。それはともかく…





　なんであそこにいたんだ？」
サンズはパーカーを深く被ってるから顔があまり見えない。
けど、怖かった。


『ぁｯ…ごめ、んなさい…でも人間を止めたくて！
　…でも、違ったの。

　ねぇサンズ。サンズがみんなを殺しているの？

　どうして…？そんな、こと…。』


そう言った途端、いきなり顔を上げて。
その瞳は赤い色をしてて。ドキッと心臓が高鳴った。


思わず下を向いてしまうほど、憎しみで溢れていたから。


「いいか、A。もう一度言うぞ。
この家から出るな。出たら「人間」に殺される。
今回、俺があと少し遅れていたら死ぬことになってたんだ。

パピルス、パピルスが気づかなかったらと思うと…

…お願いだから、出ないでくれ…。」


ごめんなさい。サンズ。それはできないよ。


そんな辛そうな顔しているサンズは見たくない。ただ笑って欲しいだけなんだ。


だから私は何度殺されかけても外にいって調べるよ。


約束はできないけど、でもっ、救い出して見せるから！！


だからっ…！


『こんな妹で、ごめんね。(ボソッ)』


どうか私のわがままを許して。

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