☆☆みんなお出でよ♪帝国学園へ！☆☆【不動明王】 (ページ5)

今日:3 hit、昨日:3 hit、合計:57,462 hit

03 美少年転校生ページ5

*

艶のある唇が、薄く開いて話し始めた

紫色の長い髪が、制服に垂れ下がり
やけに妖艶を醸し出す

『__ アレが、不動明王と南雲晴矢だ』
『お前の好きな方にしろ』

「ふーん、どっちでもいいんだぁ…」

隣に居た女子生徒がクスクスと、軽く笑った姿を
横目で見ながら、そいつは無関心に言った

『…あぁ、そうだ』

そう言うと、二人は別々にそこから去って行った

騒がしい教室に突然、戸の開ける音が鳴り響く

ガラッ！

先生「おい！お前らぁー席に着けー！」
「今日は、転校生を紹介するぞ！」

「「えぇ！？転校生ーっ」」

男子
「俺達、聞いないよーっ！？先生、女の子スか？」

女子1「男子はすぐソレだ、ヤダヤダヤダ…」

女子2「だよねー！」

女子3「では、女子代表として質問します！」
「男の子ですかぁ？」((笑

先生
「おっ！皆、興味津々だな」
「見てのお楽しみだぞ！」

「おい、お前を見たいそうだ！いいぞ入ってくれ」

『…… 』

そこにスッ…と、教室に入って来た奴は__

不動「…なっ」

紛れもなく、さっき俺と一緒に落ちた…ヤツだった

女子全員「「///…！？」」

男子全員「「……！！」」

おいおい、見ろよ…この連中をよ、

女共は、目を輝かせて釘付けになってるし
男共は、唖然として…皆固まってる

…分かるだろ、この雰囲気

今、こいつら…
奴の妖艶に、引き寄せられている

コイツのオーラ…半端ねぇくらい凄いだよっ！
流石の晴矢でさえ、顔が赤いぞー！！

南雲「///… 」不動「…… 」←呆れ顔。

奴はそんな事を知ってか知らずか
淡々と自己紹介を始めた

『私は結城Aだ』

『今まで、イギリスに留学していた』
『日本での学生生活は、初めてなのでヨロシク』

『ちなみに私は__ 』
『よく女だと、間違われる事があるが…』
・・・・・・
『一応男だから、そこのとこヨロシク』

静まり返る廊下から、俺達のクラスから
黄色い声が全校舎に、響き渡る

女子全員
「「//きゃぁあああー！来た来た来た！！」」
男子全員
「「//男でも、此処までくると…ヤバイな」」((汗！

先生は生徒達に、ドヤ顔をしながら
空いている席を目で探し、奴に指示した

先生「空席はと…不動の横が空いているなぁ！」
「君、そこに座りなさい」

『__ はい』

奴は短く返事をし、指示された席を確認して

眼線の先を、俺の方に向けた