【d!】神様今日は味方でいて。【sha】

10話 ページ12

『それで電話してきたんだね。』


zm＜おん。やし放課後あけといてな！俺らと帰るで！＞



















……え？



















『ちょ、ゾム君！どういう事！？』


zm＜ツーッツーッツーッ＞


『き、切れちゃった……。』



















ゾム君との電話は、詳しい事を聞く前に切れてしまった


えっと、とりあえず……


今日の放課後あけとけばいいんだよね？


ゾム君、俺らと帰るって言ってたから


多分ロボロ君も一緒で……


で、三人で帰りながら結果を聞くってこと、なのかな？


……あれ？


二人とも私と家の方向反対じゃなかったっけ？



















『んー……。ま、いっか。』



















考えるのがめんどくさくなった私は


ボーっとテレビの特集を見ることにした


シャオロン君に今年渡すお菓子、


何にするか考えておかないと……！



















zm「イヒヒッ！これで作戦通りになる！」


rbr「なんかA困惑しとったで？」


zm「ま、ええやろ！！」


rbr「全くよくないからな！？」



















sha「……なんでゾム、Aの連絡先聞いてきたんや？」



















放課後のことを考えながら登校する


ま、なんとかなると思うし


そんなことを考えながら、教室に入った途端


クラスの女子から刺さるような視線を向けられた



















『っ……。』



















思わず息を呑むが、とりあえず席につこうと足を動かす


次の瞬間、足になかかが当たり、


私は床に向かって思いっきりコケた



















「あ、ごっめーんA。全然気づかなかったぁwww」


『……い、いいよ。気にしなくて、痛く、ない、し。』



















あからさまにわざとだろうが、


私は彼女を言及することなく自分の席についた


席に座ってからも視線は無くならない


なんで、いきなり……



















「ちょっとアンタ。」


『……っえ、わ、私？』


「アンタ以外に誰がいんのよ。」



















何故こんなことになっているのか考えていると、


クラスのある女の子から声をかけられた


その子は昨日シャオロン君に


一緒に帰ろうと誘っていたあの子だった



















「……話したいことがあるの。体育館裏に来て。」


『ぇ、い、今から？』


「そんなわけ無いでしょ。放課後よ、放課後。」


『わ、分かった。』





ー11話へ続くー

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