７話 ページ9
ht「そういう大ちゃんはいつも俺達の事待たせてるよね。」
os「そうめぅね。」
ut「すんません。」
えっと……で、この人達は何のようだっけ？
ちょっと、うるさいから静かにしてほしい……
そんな事を考えていると、
捏島さん達の後方にシャオロン君の姿が見えた
sha「お前ら何やっとるんやー！！」
ut「あ、シャオちゃんだ。」
os「じゃ、Aちゃん、俺らはここで。」
ht「またね。」
kn「気ぃ付けて帰れや！」
シャオロン君の姿を見た瞬間
そそくさと帰る捏島さん達
……何か気まずい事でもあるのかな？
sha「クッソ、アイツら……！A、大丈夫か？変な事されてない？」
『え、うん。お話してただけだから……。シャオロン君、捏島さん達と喧嘩してるの？』
sha「いや？全然。」
sha「それでなー。」
『……。』
シャオロン君との帰り道
私は心臓が飛び出してしまうんじゃないか
と思うほど緊張している
シャオロン君は先ほどから生徒会での話をしている
この前書類をサボった鬱さんが
桃瀬さんに怒られたとか
押漫さんと江見さんが
お茶会に誘ってくれたとか
黒木さんが仁爛さんを怒らせて、
大変な事になったとか
新しく入った新人二人がとても元気で
手におえないとか
生徒会のみなさんの話をしているシャオロン君の
悪戯に笑う横顔は、とてもかっこよくて……
途中から話があまり
頭に入ってこなくなっていた
sha「それでな……ってA？聞いとるか？」
『ぇ、え、うん。聞いてるよ？』
sha「それ聞いてないときの反応やろｗｗ」
そう言って二カッと笑うシャオロン君
ヤバい、人の話を聞かないヤツって
思われちゃったかも……
sha「もしかして、疲れとるんか？」
シャオロン君は心配そうな顔でそう言うと、
自分の手で私の前髪をあげた
そして、自分の額を私の額にへとくっつける
sha「熱は……なさそうやな。」
目と鼻の先にある彼の顔に驚き、
声をあげてしまいそうになる
黄金色の彼の瞳が
宝石のトパーズのように輝く
……一目ぼれした、あの日みたい
ー８話へ続くー
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零音。(プロフ) - しいたけさん» コメント有難うございます！これからも期待に添えるように頑張りますね！ (2022年5月15日 10時) (
レス) id: b3d6a300a1 (このIDを非表示/違反報告)
しいたけ - 何だこの神作は！ちょっくら友に教えて来るか(これからも作者さんのペースで更新頑張ってください！)長文失礼しました。 (2022年5月15日 10時) (レス) @page8 id: 7bd173f2aa (このIDを非表示/違反報告)
零音。(プロフ) - イチゴネコさん» 僕も未だに春が来てませんww仲間ですね。青春だと思って頂けて良かったです！コメント有難うございます。 (2022年5月14日 19時) (レス) id: 71f7d5ee8d (このIDを非表示/違反報告)
イチゴネコ(プロフ) - 青春だぁ……いいなぁ(未だに春が来ない奴) めっちゃおもしろいです！！更新無理せず頑張ってください！ (2022年5月14日 19時) (レス) @page8 id: 5e5c398b51 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：零音。 | 作成日時：2022年5月14日 12時
