４話 ページ6
ニシシと笑うゾム君
そんな彼を冷め切った目で見るロボロ君
彼らはシャオロン君と同じで、生徒会に入っている
……どういう訳か分からないけど
私は彼らに懐かれている
たまにこんな風に悪戯して来るけど
よく私の相談に乗ったりしてくれている
……多分、良い人なんだろう
階段を上り切り、
屋上に辿り着いた私とゾム君とロボロ君
ここは生徒会以外立ち入り禁止なのだが、
ゾム君とロボロ君が毎日ここで
お昼ご飯を食べているから私も入れる
二人がいない日は諦めて教室で食べてるけど
rbr「で、なんでAはあんなに急いどったん？」
お昼ご飯のおにぎりを頬張りながら聞いて来るロボロ君
その小っちゃい体になんで
そんなに大きなおにぎりが入るの……？
『シャオロン君の事が好きな女の子達から彼の好みについて聞かれるの。それが面倒くさくて。』
rbr「あぁ……。あんさんら幼馴染？なんやったっけ？」
『そうそう。それで皆私は何でも知ってるって思って……。』
別に私だってシャオロン君の好みを
完全に把握している訳ではない
彼の好みが分かっていたなら
私だって彼好みの女の子になれるように
たくさん努力してるよ！
zm「ふーん、大変やな。女子って。」
rbr「ま、俺らはもらう側やしな。」
zm「童帝がなんかほざいてますわｗ」
rbr「ちょ！！Aの前で言うなや！！」
zm「ええんか？A、シャオロンの事好きなんやろ？」
rbr「無視すんなや！」
ゾム君にそう言われ、思わずハッとする。
言われてみれば、そうだ……
『よく、ない……。』
zm「やろ？」
『でも、彼女達だって、想いを伝えたいんだし……。』
そう言った瞬間
ロボロ君とゾム君は深いため息をついた
rbr「本っ当にAはお人好しやんな……。」
zm「そんなんダメや！アイツに告白せんくていいんか？」
『し、したいよ！今年こそ！！でも、自信ないし……。』
rbr「なんで？Aは可愛いんやから、心配せんくてもシャオロンのヤツオッケーするって。」
『可愛くないよ。それに、ダメな所ばっかりだし……。』
ウジウジしている私を見て、
ゾム君は私の背中を思いっきり叩いた
ー５話へ続くー
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零音。(プロフ) - しいたけさん» コメント有難うございます！これからも期待に添えるように頑張りますね！ (2022年5月15日 10時) (
レス) id: b3d6a300a1 (このIDを非表示/違反報告)
しいたけ - 何だこの神作は！ちょっくら友に教えて来るか(これからも作者さんのペースで更新頑張ってください！)長文失礼しました。 (2022年5月15日 10時) (レス) @page8 id: 7bd173f2aa (このIDを非表示/違反報告)
零音。(プロフ) - イチゴネコさん» 僕も未だに春が来てませんww仲間ですね。青春だと思って頂けて良かったです！コメント有難うございます。 (2022年5月14日 19時) (レス) id: 71f7d5ee8d (このIDを非表示/違反報告)
イチゴネコ(プロフ) - 青春だぁ……いいなぁ(未だに春が来ない奴) めっちゃおもしろいです！！更新無理せず頑張ってください！ (2022年5月14日 19時) (レス) @page8 id: 5e5c398b51 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：零音。 | 作成日時：2022年5月14日 12時
