19話 ページ21
『スパルタクス、見てっ！私達同じ部隊だよ！』
sp「本当だ……っ！やったな！」
配属部隊の発表日、私とスパルタクスは無事に
同じ部隊に配属されることになった
配属先は第一近距離部隊
『コネシマ様の部隊だなんて……。』
sp「……俺、明日生きてるかな。」
“復讐鬼”という異名を持つひとらんらん様よりも、
かなり厳しいと当時は軍の中だけではなく、
城下町でもかなり有名だった
実際、部隊への適性を調べる訓練で、
コネシマ様の部隊はどの部隊よりも厳しかった
『……頑張ろう、スパルタクス。』
sp「……お前、ﾀﾋぬなよ？」
『……多分、大丈夫。スパルタクスよりは体力あるし。』
sp「技術的には俺の方が上だ。」
そう言い合って、掲示板の前で
二人で笑いあったことは、
今でも昨日のように思い出せる
事の発端は、私とスパルタクスがコネシマ様の
部隊に入って三年が経過した頃だった
この日、スパルタクスと訓練場に向かい、
コネシマ様が来るまでの間、
同じ隊のみんなと準備運動をしていた
この三年の間に、
スパルタクスは自身の技術……実力を
コネシマ様に認められ、この部隊の副隊長兼
コネシマ様の補佐に任命された
「副隊長、コネシマ隊長は？」
sp「先に行っててくれ、と言われたが……。まぁ、心配するな。もうすぐ来ると思う。」
この日は、コネシマ様が訓練場に来るのが、
いつもよりも遅かった
コネシマ様はいつも隊員の誰よりも早く来て
訓練の準備をしているのだが……
≪kn「隊長がしっかりしないと、下の奴らに示しがつかねぇだろ？」≫
以前、なぜこんなにも早く来ているのか
と尋ねた時に、そう言われた
そんなコネシマ様が
遅刻をしているなんてことはありえない
きっと書類に追われているのだろう
と、そう思っていた
kn「スマンッ！みんな、ちょっと聞いてくれ！」
集合時間よりも10分ほど遅く来た
コネシマ様は、訓練場に来るなりすぐにそう言った
なんだろう、と思っていると
コネシマ様からは驚くべき報告をされた
kn「二週間後……Ｓ国と戦争や。」
ー20話へ続くー
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零音。(プロフ) - 読者のみなさん、ご理解の方宜しくお願いします。 (2022年3月28日 17時) (
レス) id: 8930c92e10 (このIDを非表示/違反報告)
零音。(プロフ) - 最近現実主義になってきた秘瀬派咋アイカ。さん» コメント有難うございました！褒め言葉、有難うございます笑 (2022年3月15日 14時) (レス) id: 653397596e (このIDを非表示/違反報告)
最近現実主義になってきた秘瀬派咋アイカ。(プロフ) - 最高でした……最後の夢主ちゃんが呻いたのも意味深だしhtが｢俺の＿＿＿｣ってうのも意味深だし……めちゃめちゃ考察とかもしがいがあります（）最高でした！（2回目） (2022年3月15日 12時) (レス) @page47 id: ab708b7787 (このIDを非表示/違反報告)
らいらい(プロフ) - 零音。さん» 久しぶり泣きましたよ‥あでも御無理せず!気長に待っております! (2022年3月13日 22時) (レス) id: 175d24af46 (このIDを非表示/違反報告)
零音。(プロフ) - らいらいさん» コメントありがとうございます！最後の方は僕のモチベが上がればいつか作ろうと思ってます……。最後まで読んでくださって本当にありがとうございます！ (2022年3月13日 22時) (レス) id: 8d95897390 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：零音。 | 作成日時：2022年2月14日 19時
