プロローグ2 ページ2
そう言って僕はドアを開けて洗濯物がある部屋まで歩いた。
後ろから「はぁーい!」と元気な声を耳に、出来上がった洗濯物を外に干した。
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『まだ?お姉ちゃん』
家事が終わり、僕は玄関で靴を履いて振り返った。
そこには鞄を肩にかけ、最終の身だしなみ確認をしている姉が居た。
「ちょっと待って!優馬」
「これと、あれと、それと_」と姉はハンカチや財布の確認、推しグッズを閲覧していた。
先程まで気楽にしていたのに、僕が玄関につくと急ぐ所どうにかして欲しい。
_嗚呼、本当に遅い
するとギュッと髪をゴムで括った姉は視線を此方に向けた。
そしてふんわり微笑んでくれた。
「出来たよ!優馬!行こう!」
『うん』
僕達は家を出て、鍵を閉めて外へ歩いた。
キラキラと太陽は輝き、肌が焼ける夏。
僕達の気分は家に出る頃と比べてすっかりと落ちていた。
「それにしても暑いね!ここは地獄だぁっ!」
そんなことを呟く姉。
隣で「暑い」と何度も何度も言われ、なんだか無償にムカついてきた。
『…うるさい』
「だって、本当に暑いじゃん!?」
『そうカッカ叫ぶから更に暑くなるんだよ』
自然とそう口を開けると隣で姉は「暑いって言わないで!?さらに暑くなるっ」と苦しんでいた。
__はっ、ざまぁだな。
そう思いつつ前を見つめた。
丁度そこは信号機があり、僕達は足を止めた。
(なんせ異常気象だもんなぁ)
その夏は異常気象の夏。
今のお昼の時間の気温は36度。
ほとんど通常の体温と変わらず、この体にたまるジメッとした暑さは逃げ道がない。
自然と頬に流れて来た汗を袖で拭き取った。
『…?』
ふと、目の前にの道路にボールが転がってきた。
それはサッカーボールのようだった。
自然と奥に目を向けると、遠くではボールを追いかけてきて居る小学生が居た。
(子供は元気だなぁ)
___まぁ僕はそんな遊びもうしないけど。
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せんら(プロフ) - わさびのりさん» 面白いといって頂き、光栄の極みです!ありがとうございます! (2019年8月22日 15時) (レス) id: 1e2db71dc0 (このIDを非表示/違反報告)
文ストlove(プロフ) - わさびのりさん» ありがとうございます!面白いっていっていただぎありがとうございます (2019年8月22日 15時) (レス) id: 8ea6342afd (このIDを非表示/違反報告)
わさびのり(プロフ) - 面白い!更新頑張れ! (2019年8月22日 13時) (レス) id: 5cca7cd247 (このIDを非表示/違反報告)
せんら(プロフ) - 紅生姜さん» 有り難うございます!更新がんばります。 (2019年8月5日 19時) (レス) id: 1e2db71dc0 (このIDを非表示/違反報告)
文ストlove(プロフ) - 紅生姜さん» ありがとうございます!次回原作入る!笑笑 (2019年8月5日 12時) (レス) id: 8ea6342afd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:シグマざん& せんら x他3人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp//
作成日時:2019年8月2日 7時