八 勝利※イラスト有 ページ9
「じゃあ、もっと燃料を上げる…君の両親を殺 したのは私だ。」
「"嫉妬心を燃やすには"丁度良かったよ…知ってるかい、嫉妬と憧れは紙一重なんだよ。」
憧れの人を殺 すのは気持ちが良かった。
『知らねえよ…そんな事。』
「なのに次は君が出てきた…次に私は憧れの人に殺 されたいと云う欲求が浮かんだのさ！」
嫌いだよ、全部。
母さんの事も、父さんのやった事も到底許される事では無い。
けれど、それでも私は両親が大好きだ。
なら、全て罪を受け継ぐ。
『じゃあお望み通り最悪を与えてやるよ。』
今度は殺 すんじゃない。
最大限報いを受けさせてやる。
私は空に舞った____意味の分からない話だと思うが腕が自由に動く。
どっちのかも分からない血を左手に掲げながら私は慧を殴った。
赤く腫れ上がるほど頬に触れる。
私は左目を失った所為かはたままた疲れた所為か視界が歪む。
『あ"ぁ"ぁ"！！』
怒号を上げながら私は手を振り上げた。
銃の円筒を掴み上げ、私は自分の腕を斬り離した。
「Aさんっ！」
『復讐を冤罪符に何しても良いって訳じゃねえんだよ…勿論私もな…！』
肋が張り裂け、私は臓物が捻れようとも走った。
たとえ見返りが無くてもいい。
私は何の為に走ってるのかも分からなくてもいい。
何の為に走ってるのか探す為で良い。
銃声が一言上げた。
「残念だったね。」その声と共に倒れるかと思ったが____。
私は気付いた。
認識しなければ良い…だって貴方の異能は。
『貴方がね…幻は気付くまで分からない。』
この世界だってそうさ…幻は認識するまで幻と呼べない。
『残念だったね…私は貴方より鋭い。』
さよなら、そう云って首を絞めた。
「っ…」
其奴は笑った…気付いている
そうして私は手を離して足で踏み抑えた。
『…貴方が思ってる程私は弱くない。』
「Aっ…！」
眼鏡姿をした男は此方へ駆け付けた。
『…っ疲れた。』
「すまない…馬鹿だったのは俺の方だ。」
理想だ秩序だと云ってお前に手を差し伸べることが出来なかった
そう男は口を紡いだ。
傷口が痛みを訴え、呼吸が荒くなる。
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りおん(プロフ) - 地震ー！！！大丈夫でしょうか…！？寒いと思いますし、沢山困り事もあるかと思います…。でもささやかながら応援していますし、ボランティア頑張ります…！そして！！作品とても大好きです！！！人読み惚れしてここまで来ました…！応援しています…！！ (1月5日 13時) (
レス) @page13 id: b7dec916ad (このIDを非表示/違反報告)
サラミザラ(プロフ) - 地震大丈夫でしたか！？後片付け等色々ありますよね……黎明さんのお話やイラストが見れないのは残念ですが、１から読み直したりして全裸待機してます！！ (1月1日 23時) (レス) @page13 id: 250d9fc841 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黎明 | 作成日時：2023年12月22日 23時
