三 碧玉※イラスト有 ページ4
『敵組織…
物騒だ、原作に無い要素私の対象外…乱歩さんに明日頼もう。
しかも二人任務…潜入か。
明日は皆んな依頼が入ってる…うーん。
『一人でも大丈夫…かな。』
『っと…』
窓から身を乗り出し無事着地し…鞘で敵を払い倒した。
電気室の鉄線に隠れた配線を千切り、階段を使い上へと登る。
『ふんっ…これで全部か、探偵社に戻ろう。』
建物群の中にある帰路を練り歩いた。
『ただいま____帰りまし』「待って、A」
『…迷?』
「本当の話をさせて欲しい…真実を。」
全ての真実が正しいとは思えない…けど、言わなきゃならなきゃ行けなかった。
『…どんな話でも受け入れるよ。』
「私が。貴方の所に居た理由。」
ずっと話して無かったけれど…貴方の母の異能力は____指定した人の複製を作る異能力。
私は貴方の複製で…貴方の母に全てを託された。
"だから…私は貴方で…貴方は私なの。"
だから…全てを教えて。
「貴方の正体も…目的も全て教えて。」
珍しく真剣な眼差しを私に向けた迷は私の袖口を掴んだ。
『うん、分かった。』
じゃあ今日の夕飯、考えておいてね。
お互いを知ってみたい。その考えが浮かんだ。
「分かっ____」
「…矢張り変わっていた。」
その呟きが聞こえた刹那____血が頬に付着した。
『…迷?』
その無惨な死 体が残った…虫も花も孰れ枯れる。
けど、命を途切れさせる人なんて…秩序や大義以外必要無いと考えていた。
静かに彼女の手を握った。
『…っ』
彼女は異能でしかない…私が握った彼女の手がどんどん文字へと消えていくのが目に見えた。
その文字は段々と涙で掠れて見えた。
『はぁ…夕飯、考えていてよ…』
その言葉がただ一つ頭に残った。
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りおん(プロフ) - 地震ー!!!大丈夫でしょうか…!?寒いと思いますし、沢山困り事もあるかと思います…。でもささやかながら応援していますし、ボランティア頑張ります…!そして!!作品とても大好きです!!!人読み惚れしてここまで来ました…!応援しています…!! (1月5日 13時) (レス) @page13 id: b7dec916ad (このIDを非表示/違反報告)
サラミザラ(プロフ) - 地震大丈夫でしたか!?後片付け等色々ありますよね……黎明さんのお話やイラストが見れないのは残念ですが、1から読み直したりして全裸待機してます!! (1月1日 23時) (レス) @page13 id: 250d9fc841 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黎明 | 作成日時:2023年12月22日 23時