四十二 心配 ページ41
「敦、怪我はどうだ?」
「はい、もう大丈夫です。」
「今回お前達の行動で町は壊滅を免れた…社の先輩として一言言うべきだと思ってな。」
そもそも探偵社と云う集団組織において単独作戦は例外なのだ。今回の成功を以降に生かしたとはいわんが、社の基本動作は疎かにするな鏡花も同じだ、探偵社員として自覚を持ち…
諄々諄々と言う文字が浮かび上がるような説教が始まった…
『でも国木田さん本当は心配してたんじゃないの?』
与謝野さんに首元を掴まれ、連行されたが…
「二人共、良くやったな…」
『本当に良くやったよね、格好良かった!』
そろそろ酒が回ってきた頃…こっそりと扉が引かれる音がした。
「…」
『…』
「…」
『あの、胃薬置いておきますね…』
放置?
『んじゃ、撮るよー!』
「…」 「えっちょ…国木田さん!?」
「夜叉白雪、少し黙って。」
「僕お菓子食べてくるー!」「待て乱歩」
「乱歩さん!?…ナオミちょっとま…っ」
『いだ"っ…』
…与謝野さんに床に沈められた儘の国木田さん。
夜叉白雪が暴走しても冷静に対処する鏡花ちゃん。
写真を撮る前にお菓子を食べようとし、社長に引き留められる乱歩さん。
ナオミに襲われる谷崎くん。
大喜利と突っ込みたくなる程散々だった。
まぁ…それでこそ探偵社かな。
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BEAST版、良ければお読み下さい。
【️BEAST】いきたがり。
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作者名:黎明 | 作成日時:2023年9月22日 14時