＿＿BlueRaven＿＿2

第五十羽 ページ3

貴)ごめんな、迷惑かけて。

雪)・・・

貴)急に倒れたりして。

雪)そんなに気にしてないです。

貴)ちょっと、疲れたみたいだ。

雪)誰でもそんなことあります。

貴)…うん

雪)体調は、大丈夫ですか？

貴)ああ。

雪)ならいいです。
じゃあ…ゆっくり休んでください。

貴)ありがとう。
お休み。

ぱたん。

貴)大丈夫だったよな…

笑えてたよな。

大丈夫だよ。

笑えてる。

きっと。

笑えなくなったことなんて、ないから。

ずっと、笑うことだけは忘れずに生きてきた。

だからきっと。

一瞬ゆきが悲しい顔をしたのも、気のせいだ。


あたしは、一線を越えてはいけない。

あたしと彼らは違う。

一緒になんて、なれない。

なっちゃいけない。

だから、あたしは何度消されようと

＿＿線を引き続ける

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