3/赤ちゃんに外堀を埋められる【REBORN】

変化 ページ12

ぐるん


リボーンくんの顔が１８０度の真後ろに振り返った。

怖い怖い怖い、間近で見ると人体の不思議からどうなってんだってなるからやめろや。(語彙)


リ「急にどうした？」

A「…。」


いやそっちこそ急にどうした…。

なんとも言えない気持ちを抱きながら、リボーンくんに思っていたことを…
まあ、どうせ分かってはいるんだろうけど言った。


A「なんか…何も返せてないのに、貰ってばかりだし。でも悪いなぁって思うより、ふつうにうれしかったから、ありがとうって。」


物欲に負けたともいう。
(※むしろそうとしか言わない。)


リ「気にすんな。」

A「うん、なんかそう言うかなって思った。」

リ「あと似合ってるぞ。可愛い。」


…今言うなし。

良い感じの雰囲気にそう言われたらなんか、照れるやん。
照れるやん？？

なんだか気まずくなったので若干焦りながら玄関に向かう。


A「さ、さぁそろそろ行こうか。」

リ「…だんだん反応が可愛くなって」


聞こえない聞こえない。
リボーンくんの口を手で塞いで何もなかったことにした。






□ □




沢田くんの家の付近まで来ると、すでに揃っていたメンバーがちょうど今日やる正月合戦のことを京子ちゃんのお兄さんから聞いている最中だった。


沢田「あの…招待って？(あれ…今日何の日だっけ…)」


新年早々リボーンくんと関わりの深いメンバーだけが集まったらそりゃそうなるか。

リボーンくんが私に抱っこされながら説明する。


リ「今日はボンゴレ式ファミリー対抗正月合戦だぞ。そのためにオレが呼んだんだ。」

沢田「お前やっと起きたと思ったら…なんて格好してんだよ！」


そう…
まだリボーンくんはばか殿のままだ。

ようやくこの格好にツッコミを入れてくれる常識人(？)がいてくれた。


リ「お。対戦相手も来たな。」


リボーンくんがそういうので、私を含む沢田くんや獄寺くんたちも同じ方向を向いた。


そこには金髪長身イケメンのディーノさんと、それからその部下(強面)がいた。

モンゴル→←感謝

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す