1/赤ちゃんに外堀を埋められる【REBORN】

苦労人沢田家長男 ページ12

(ここから漫画でいう標的7泣き虫ランボですがちょこちょこ内容をいじくってます。
これからも漫画との相違があると思いますがご了承ください。)


ドォン！ﾊﾟﾗﾊﾟﾗ…



A「はは…随分賑やかで…。」

菜々「ごめんなさいね〜、うち小さい子が最近住み始めてて…。」

A「て、いうと。リボーンくんですか？」

菜々「もしかしてお友達？」


はっはっ、まさか求婚されてますとは言えまい？？


A「そんな感じですね。」

菜々「じゃあ綱吉ともお友達だったりするのかしら？」

A「あ、それはもう。昨日転校してきたばかりなんですけど、とても良くしてもらって…」

菜々「あらあらそうだったの！だったら…」



ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ


A「ん？」

菜々「あらお客さんかしら…ちょっとごめんなさいね。」


いえお構いなく、と返事をして待っていると菜々さんが困った顔をしながら、ぐずぐずと泣いているぼろぼろのランボくんを連れてきた。


おかしいやろ、さっきランボくん2階上がって行ったよね？？
まさか吹っ飛ばされたのか。


さっきの爆発ってそういうことですか。


菜々「まだ小さい子だし…リボーンくんのお友達かしら…。」


A「あ、実はその子…」


とりあえずここまで連れてきたのは私だという説明をした。


菜々「まあそうだったの…なら、綱吉に仲裁に入ってもらわないと…」


「綱吉ー！ツナー？」と菜々さんが2階に向けて何度か声をかけると「なにー？」と沢田くんは返事をしながら降りてくる。


沢田「っえ、Aちゃん！」


リ「お、なんでいるんだ？」


A「まあ色々あって。」


私を見るや沢田くんの肩からぴょーんと飛んできた。


菜々「ツナ！それよりこの子。リボーンくんのお友達でしょ？ケンカしちゃった？」

沢田「(そんなレベルじゃないよ……)」


ケンカで爆発するとか凄くないか。


菜々「ツナは2人よりお兄ちゃんなんだから、ちゃんと仲裁に入ってあげて。」

沢田「え゛っやだよ！」

菜々「じゃ、私ご飯作らなきゃいけないからあとはよろしくね。Aちゃんもゆっくりしていって頂戴ね。」

A「あ、はい。ありがとうございます。」


菜々さんが行ってしまうと沢田くんは大きく溜息を吐いた。


…苦労人だなぁ。

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