1/赤ちゃんに外堀を埋められる【REBORN】

強引だこいつ… ページ31

「まちがいない！彼こそ学界に時折現れて不可能と言われてきた問題をことごとく解いていく幻の天才数学者ボリーン博士その人だ！！」


お父さんの持つ記事には確かにリボーンくんが写っている。

だけどこの子BABYだよ？？


A「確かに似てるけど…」

沢田「他人の空似じゃ…だってこいつはリボーンだし…」



「いや。その証拠にわたしは間違ってるよ。答えは4だ。」


えっ。



「「「えﾞーーーーっ！」」」


沢田くん、獄寺くん、山本くんが叫ぶ。


沢田「お、お前まじで数学者やってんの？！」

ハル「リボーンちゃん！すごい！」


リ「すぴーっ」


ね、寝てる…


山本「はははっ、こりゃ全部寝言だな！
考えてみろよ、まだこいつ赤ん坊だぜ？」


A「あ、そっか…確かに…。」



天才数学者なんて、大人じゃないとなれないもんね。

リボーンくんには無理か。



山本「世の中似たようなやつなんてゴロゴロいるしなー！」


沢田「そっ、そーだよね！なわけないよね！」



沢田くんもなぜかほっとしている。

そして山本くんは「じゃっそろそろ…」と言い出し私を見る。



山本「時間押してんだろ？」


A「あっうん。帰るね、そろそろ。」



「沢田くんお邪魔しました。」と礼をして部屋を出ようとすると山本くんにストップをかけられた。


沢田「山本？」



山本「あの子は親父さん来たから一緒に帰んだろうけどAは1人だろ？

俺まだ時間へーきだし送ってく！」


A「や、山本くん…」


素敵だ。


沢田「あっそっか！だよね！(わーっ山本すげーなぁ…ナチュラルに紳士じゃん…)」


女子扱いって嬉しいもんですね。
送ってもらおう、あわよくば仲良くなれる。


山本「なっ？」


爽やかスマイル頂きましたーーっ


A「じゃあ…お言葉に甘えて…」

山本「おう！」



沢田「(って…リボーンのやつAちゃんを山本に任せて怒ったりして…)」



ﾊﾟﾝｯ


沢田「ひいっ！(鼻風船割れたーっ！！)」


リ「よっと。」


ハンモックから飛び降りて向かう先は笑顔でAと喋る山本一直線。



沢田「ﾊｯ待てまてー！はやまるなー！」


慌ててツナは止めに入ろうとする。



リ「山本。」


山本「ん？」


リ「帰っていーぞ。俺が送っていくからな。」


山本「へ……つってもお前まだ赤ん坊だしなー…」



山本くんの言ってることはご最もである。



リ「二度は言わねーぞ。」


ﾁｬｷｯ



ご、


沢田･A「「(強引だ……)」」

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