マフィアのボス【歌い手】【浦島坂田船】【AtR】 (ページ13)

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youside

ってことで今日は坂田との約束の日
ちょうど行きたいカフェがあったのでそこに行くことにした

本当はうらたんと行く予定だったんだけどねそう言うとうらたん怒っちゃうから内緒にしとく

坂田｢Aちゃんと護身用のナイフ持った？｣

A｢あったりめーよ！ちゃんと持ってるよ！！｣

休日でも武器を持つことは当たり前
この間みたいに報復として襲ってくるやつがいるかもしれないから念の為持っているのだ

坂田がつけたキスマークは余程強く付けたのか1日たった今も消えぬまま残っている

今日はそれを隠すためハイネックにした
ちょっと暑い

坂田｢なぁ、はぐれるといかんから｣

そう言って恥ずかしそうに出された手
仕方ないから握っといてやりますか

着いたカフェはアンティークの雰囲気が素敵なカフェこの間仕事帰りに見つけて行ってみたかったのだ

中に入るとカランとなる鈴
コーヒーの匂いと甘いケーキの匂い

少し期待できそう！

A｢いいとこだね！｣

坂田｢そうやな、お詫びってことで好きなだけ注文してや｣

ってことらしいのでとりあえずケーキ5個と紅茶を注文した

呆然とする坂田の顔が面白くて
笑ってしまった

いや、だってあんな顔見たら誰でも笑うって

坂田｢ほんまにごめんな、でも女がいたから付けたって訳やなくてAやったから付けたっていうか｣

私だから付けた……？
なんだよそれ！私だったら気づかないだろうしいっか！ってことか？あ？

A｢なんだよ！！私気づかないほど馬鹿じゃないし！べーだ！｣

坂田(こいつ鈍感すぎん？)

ぷりぷりと怒りながら運ばれてきたケーキを頬張る
甘くてふわふわで美味しい！

先程までの怒りはこの甘いケーキでかき消されていく美味しすぎてにやける、へへ

坂田｢あー、もう、落ち着いて食べろって｣

口元に付いたクリームを指で拭ってペロリと舐めた

A｢あっ！
おま、お前ぇー！私のケーキ！｣

こいつ私のクリームを食べやがった！
くっ、なんてやつだクリームという一番うまいもんを食いやがった！

坂田｢ごめんって！ここテイクアウトできるらしいからお家用でいくつかケーキ買ったるから許してや！｣

なに？！テイクアウトできるだと……！！
ならば許してやろう……ちょろいとか言うなよ

テイクアウトで5個ケーキを買ってもらいまた坂田と手を繋ぎながらカフェを後にした

坂田｢次はどこ行こっか、他に行きたいとこある？｣

そーいえばここに来る途中でゲームセンターがあった気がする

A｢ゲーセン！！｣