続き ページ4
Aside
ーーー一人一人文面の違うその遺書のお互いの内容を確認し合うため
私たちは金曜日の6限LHRの時間を使ってそれぞれの遺書を順番に
公開していくことを決めたーーー
ーそして、金曜日の6限目ー
池「…いよいよだな金曜6限」
廿「そうですね…」
貴「そうだねぇ…」
池「なんかよくわかんないけど緊張するわ」
貴「私もよくわからないけど緊張する」
廿「そうですか？」
池「…お前緊張とか一生しなさそうだもんな…」
貴「確かに。くーちゃん緊張とかしなさそう」
などと話していると
大「ちょっと！どこいくの!?山根君…」
と声のした方を見ると帰ろうとする山根君に大島さんが声をかけていた
山根君は「…帰る」と一言言うと本当に帰っていった
池「おれらもまあ大人しいにんげんだと思うけどさ
山根とかってもう何考えてるかわかんないよな」
と柊君が言った
柊君は山根君のことを「謎の存在だ」と言った。
貴「くーちゃん！何書いてるの？」
と何かをノートに書いているくーちゃんに聞いてみた。
廿「え？ああこれは〖人間観察記録〗ですよ」
と返された。
くーちゃんは将来小説家にそうで周りの人たちの特徴を書き留めている
その為やたら”何で”って考える癖もそのためだと言う。
池「そんなことしてたのか？」
廿「知りませんでした？」
池「ちなみに俺のことはなんて書いてあんの？」
廿「池永は…〈チビ〉〈電車オタク〉〈宿題を忘れた時に頼れる存在〉」
貴「じゃあ、くーちゃん私は？」
廿「Aさんは…〈可愛い〉〈優しい〉〈いつもみんなを気遣っている〉」
そんな話をしているとチャイムがなった
先生は「会の進行等については関与するつもりは無い、やるなら自分たちでやれ」と言った。
横山君が学級委員の沖くんに司会進行を任せた。
そして、本来学級委員である姫ちゃんがいないからこの会を提案した大島さんが司会進行を名乗り出た。
黒板に書くと他クラスにバレるかもということでちょうど新しいノートを持っていた栗原さんが書記をなの名乗り出た。
ーーこれから行うことはクラス全員が遺書に隠された《本当の意味》を理解していくのだったーー
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ミクロ・アリス(プロフ) - はゆゆさん！ありがとうございます！この作品は私のお気に入り作品で結構ハマっています！漫画の方も面白いのでオススメですよ！ (2020年11月23日 12時) (
レス) id: f5933cc680 (このIDを非表示/違反報告)
はゆゆ - とてもいい小説ですね！つづきが楽しみです！ (2020年11月15日 22時) (レス) id: 86920d3a3f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミクロ・アリス | 作成日時：2020年1月19日 2時
