321* -Asuka side- ページ27
*
拓「俺がいたら、佑亮と向き合いにくいだろ？」
飛「・・・、」
拓「佑亮も、俺がいたらやりづらいだろうし…俺邪魔ならどっか…」
飛「ちがうっ、佑亮先輩はそんなこと思ってない！」
あの人はただ
あなたのこと、本当に大好きで
私のこと、ちゃんと彼女だと思っててくれてて
なのに私は…
拓「…じゃあ言えよ」
拓「終わらせなきゃ、なんにも変わらないんだよ」
それを言ってしまったらもうずっと
親友のお兄さんになる。
それがどれだけ悲しいか
でも
もう、お互いを想って傷つくのは、やめたい。
飛「・・・すき、」
飛「ずっと…好きだった」
涙がボロボロ出るのは、悲しいからじゃないよ
そう言い聞かせたいんだ
拓「…うん、俺も」
拓「俺も、ちゃんと好きだったから」
身長差がそんなにないから
抱きしめられると肩からひょこっと顔が出る
拓「・・・幸せになれよ」
切なげにつぶやかれた言葉で、さらに悲しくなる。
帰り道は静かだった
残り一つになったチョコ
「…あっおかえり〜」
家に帰ると、お母さんのエプロンを着たAがキッチンに立っていた
「おばさん今日同窓会だってー、はがき来てるの気づかなかったって天ね…わっ、」
気づいたら背中に飛び込んでいた
お母さんのエプロンが、私の涙で濡れちゃう
「…飛鳥？」
飛「…っ」
ごめんA
今だけは許して
しばらくしたら、すぐに戻るから。
*
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光子 - 素敵な作品ありがとうございました。本当に1ページ1ページドキドキして、息もつかせぬ展開で本当に最高の作品でした。登場人物みんなが輝いていてこの小説を読んでいるときは夢の中にあるようでした！今まで読んだ占ツクの中で一番の作品です！ (2019年11月5日 0時) (
レス) id: 96b8b42efc (このIDを非表示/違反報告)
きりまる(プロフ) - 1番楽しみにしていたお話しでした、、、コーイチおめでとう、、、（ ; ; ） (2016年6月22日 23時) (レス) id: b8f9ad2eb0 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - 素敵なお話ありがとうございました。ひとつひとつの言葉とか表現の仕方がとても好きです。ハンカチ常備で読ませてもらいました（ ｉ _ ｉ ）ほんとに素敵な作品でした。お疲れ様でした。 (2016年6月19日 14時) (レス) id: 2bdea478a7 (このIDを非表示/違反報告)
てんちゃ(プロフ) - 毎回更新楽しみにしていました！誰と付き合うか最後の最後まで全く分からなくて最後匠海くんに大好きって言ったからそっちかー！ってなりながらよんでいったら晃一くんでもう感謝しかないです（；_；）最高作品でしたありがとうございましたおつかれさまでした！ (2016年6月11日 14時) (レス) id: 3f6b93e2c1 (このIDを非表示/違反報告)
カオリ(プロフ) - ほんとに完結してしまったんですね…（ ; ; ）EVER BLUEは私にとってこれからもずーっと大好きな作品です！余計に晃一くん大好きになりました（笑）これからも素敵な作品お願いします！お疲れ様でした〜！ (2016年6月11日 14時) (レス) id: ab39c0d598 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちゃむ | 作成日時：2016年4月17日 22時
