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八話 ページ28
あ、まだゾムが居る
入れ違いになったと思ってたけど、此処に居るならよかった
「逃げられたと思ったよ。まだ居たんだね」
あ、分かりやすく肩を揺らした
そんなに怖いかな←
「で、三人で荒らしたんよな？」
心理魔法は解いたから、実際に口から聞かないと分からん
「え〜と、俺らはしてへんで？遊んでる時にゾムがうっかり足を踏み入れたんやし」
え？
ゲバってたってこと？
「それなら、備品壊してへん？壊してたら、トントンに言うけど」
「ごめんなさい。気づいたら畑を踏み荒らしてました。はい」
気づいたらって……
そんなことある？
俺よりも長いこと此処に居んのに
「で、備品は無事？壊してへん？」
「………」
あ、これ美味いやん
「正直に言えよ〜」
言わなさそう……
「……壊しました」
やっぱり
ﾊｧ、トントンも大変やな
「そんじゃ、一寸待ってな」
−数分後—
「ごちそうさん」
トントンはー、居ないか
後で書記長室に行くか
「さて、尋問を始めたいとこやけど、まだ頼まれてることが終わってへんし畑んとこで待ってて。くれぐれも、ゲバらんといてや」
ゲバりそうやねんな
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