【鬼滅の刃】鬼になんてなりたくない〜第三章〜

＊＊みんなで訓練 ページ15

カナヲ 「好きな....人......」




カナヲはコインを握りしめた



カナエ 『いつか好きな男の子でもできたら、カナヲだって変わるわよ』




同じこと言ってる.....




カナヲはスミレの颯爽と走っている後ろ姿を......戦場へ行く前のカナエの後ろ姿が重なって見えた




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しばらくして、炭治郎・善逸・伊之助も機能回復訓練に参加した



だけど、訓練の厳しさに善逸と伊之助は訓練の来なくなってしまった




道場にいるのは私と炭治郎のみ



私はというと....



カナヲ 「......(ダダダダッ！！」




スミレ 「っ.....(ダダダダッ！！」




反射訓練では何とかカナヲちゃんに薬湯をかけられることはなくなったが




カナヲちゃんに薬湯をかけることはできない




全身訓練も、カナヲちゃんに追いつけるが毎回ぎりぎりで回避されてしまう




前よりは全然良くはなってきたけど.....カナヲちゃんに勝てなきゃ意味がないっ....




まだ私にっ....何かが足りないっ....




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炭治郎 「......(しょんぼり」



スミレ 「炭治郎、大丈夫？？」




薬湯でびしゃびしゃになった炭治郎にタオルをかけた




炭治郎 「ありがとうスミレ.....スミレはすごいな....あんなにカナヲについて行けるなんて」




スミレ 「私の方が始めたの早かっただけだよ、炭治郎もすぐ追いつくよ。でも.....まだ何か足りないんだよね....」




炭治郎 「うん....カナヲは何か....柱の人と近い匂いがする」



炭治郎の鼻は鋭い



柱の人たちとカナヲ.....そして私たちの違いって.....



きよ 「あの....」



なほ 「炭治郎さん、スミレさん！」



その時、きよちゃんすみちゃんなほちゃんが私たちを呼んだ



炭治郎 「どうしたの？」



３人は私たちに大きくてきれいなタオルをくれた



炭治郎 「わぁ！ありがとう！助かるよ！」




スミレ 「いつもありがとう！！」




そう言うと３人は嬉しそうに笑った




きよ 「あの、炭治郎さんとスミレさんは全集中の呼吸を四六時中やっておられますか？」




炭治郎 「.....ん？」




全集中の呼吸を.....四六時中？？




きよ 「朝も昼も夜も、寝ている間もずって全集中の呼吸をしていますか？」

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