【文スト】家族になりました パート３【男主】

愛が一つ ページ37

｢！中也さん！｣


外に出て、辺りを見渡すと俺を待っている中也さんを見つけた。


中也さんのだと思われる車に片腕を凭れて遠くの方を眺めていた。


…すっごいカッコイイ…。


俺が声を掛けると俺に気付き素晴らしい笑顔を見せてくれた。


中｢早かったなA｣ﾆｶｯ


｢中也さんに早く会いたくて！｣


中｢！ははっ、俺も会いたかったぜ｣


｢ふふっ｣


普通に嬉しい…！


中｢それにしても、着物よく似合ってるな！｣


｢ほ、本当ですか…！｣


中｢あぁ！カッコイイぞ｣


｢わーい！｣


中也さんに褒められると凄い嬉しい！


中｢じゃあ行くか！｣


｢はい！｣


中｢では、どうぞ客人様｣


｢！｣


中也さんはそう言い車の助手席のドアを開けた。


エ、エスコートってやつだ…！


｢あ、ありがとうございます！｣


中也さんは俺に笑ってからドアを閉めた。


…中もこんな感じなんだ…！


カッコイイ…！


すぐに運転席のドアが開き中也さんが乗ってきた。


中｢じゃあ出発するぞ｣


そう言いハンドルを握る中也さん。


中｢…？どうした？｣


｢い、いや中也さん何してもカッコイイから…｣


中｢！ははっ、これからもっとカッコイイのが見れるぞ｣


｢た、楽しみにしてます！｣


中｢ははっ｣ﾆｶｯ


中也さんは笑い、車を走り始めた。









中｢…｣


｢っ！｣


ちゅ、駐車だ…！


中也さんは助手席シートの肩部分を掴み後ろを向きながら駐車した。


中｢よし、到着だ、って……大丈夫か…？｣


｢だ、大丈夫です…｣


カッコよすぎてビビった…。


福沢さんがやったら俺確実に死ぬな…。


中｢…ははっ、行くぞ｣ﾆｶｯ


｢はい！｣






中也さんが俺を連れてきたのは高そうな、いや確実にお高い店だった。


｢お、俺やっぱり帰っても良いですか｣


中｢何言ってんだ、金の事は考えなくても大丈夫だ｣


｢で、ですが…｣


中｢それに、もう着いたから逃げられないぞ｣


｢!?｣


そう言い中也さんは俺の腕を掴んだ。


に、逃げれないじゃないですか…!!


中也さん力強いし！


ガチャ


中｢首領、連れてきました｣


｢ちゅ、中也さん離してくださいよ…｣


森｢おぉ！良くやったね中也君！A君久しぶり！｣ｷﾞｭｯ


｢う"っ!?｣

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