【文スト】家族になりました パート３【男主】

愛が一つ ページ36

｢……っ〜！……｣


…今日の仕事、終わったぜ…！


ﾌﾟﾙﾙﾙ


おぉ、丁度いいタイミング。


でも、知らない番号だ…。


ﾋﾟｯ


『もしもし…？』


中『おう、Aか、久しぶりだな』


『え!?』


全｢!?｣


な、何で中也さんが!?


中『ははっ、首領に番号を聞いたんだ』


『そ、そういう事でしたか…』


中『悪ぃな勝手に聞いちまって』


『いえ！嬉しいです！』


中『そうか』


電話越しに聞こえる中也さんの声は嬉しそうに聞こえた。


中『所で、今から空いてるか？』


『はい！今さっき仕事が終わりました！』


中『お？丁度いいタイミングだな』


『はい！』


中『今からマフィアで食事会があるんだがお前も来ないか？』


『い、いや…俺が行っちゃダメなやつじゃないですか…』


中『大丈夫だ、首領がお前も呼びたいって言ってんだよ』


『え、そうなんですか…？』


中『あぁ、それに俺もお前と一緒に居たいしな』


『！な、何言ってるんですか』


中『照れたか？』


『……そうですよ！』


中『ははっ、本当可愛いなお前』


『ふふ、俺も行っても良いですか？』


中『勿論、あ、着物でな』


『着物ですか』


中『あぁ、首領がまた見たいって言ってんだ』


『へぇ…分かりました』


中『じゃあ、下でまってっから来いよ』


『え!?今居るんですか!?』


中『あぁ、最初からな』


『さ、最初に言ってくださいよ！今からすぐに行きます！』


中『そんな慌てなくても大丈夫だぞ？』


『いえ！待たせるわけにはいきませんから！』


中『そうか』


『はい！今行きます！』


中『あぁ、待ってる』


電話を切り、財布と携帯を持ち立つ。


元から今日は着物を着ているから着替える必要は無い。


｢俺ちょっと出掛けてきます！｣


国｢あ、あぁ…気を付けてな｣


｢乱歩さん！俺今日帰り遅くなるので福沢さんにもそう伝えといて下さい！｣


本当は直接言いたかったが時間が無い。


乱｢あ、うん！分かった！｣


｢行ってきます！｣


全｢い、行ってらっしゃい…｣


俺は事務所から出た…。

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