【文スト】家族になりました パート３【男主】

愛が一つ　茶番 ページ33

ある日、探偵社に…。


乱｢そ、そんな…こんな事って……!!｣


一つの叫び声が…。


乱｢Aっ、Aーーっ!!｣


木霊した……。





敦side


全｢!?｣


な、なんだ今の!!


乱歩さんの叫び声が聞こえた時間は午後2時。


場所はロッカールームだろう。


Aさんに何があったんだ…!!


叫び声を聞いた探偵社員がロッカールームへ急いだ…。








ロッカールームに着きドアを開ける…。


僕達の目に写ったのは…。


全｢っ!!｣


乱｢うわあぁん!!Aー!!｣


｢｣


泣きじゃくる乱歩さんと乱歩さんに抱き締められ、目を閉じたまま動かないAさんだった…。


Aさんは鼻と口から血を流し、安らかに微笑んでいる。


…血を流しているというのにAさんは美しい…。


乱｢うっ、うあっ…ごめっ、ごめんなさい、Aっ…｣


福｢どうしたのだ!?｣


全｢!?｣


いきなりロッカールームに社長が入ってきた。


福｢叫び声が聞こえ来たのだが何g(っ!?｣


福｢A!?｣


血だらけのAを見つけ近寄る社長…。


福｢ど、どうしてこのような…っ…Aっ…｣


｢｣


乱｢僕がっ、僕のせいだっ…Aっ、Aー!!｣


福｢乱歩っ、何があったのだ！｣


乱｢僕がっ、僕がAにっ…うっ…！｣


…ん？Aさんが握ってるのはなんだ…？


乱｢Aにっ…!!｣


福｢…！｣


全員が乱歩さんの次の言葉に耳を傾けた。


乱｢社長の昔の写真を見せちゃったからー!!｣


うわあぁんAー!!


と、Aさんに抱き着く乱歩さん。


全｢…ん？｣


福｢ら、乱歩今なんと…？｣


乱｢社長のっ、写真を見つけた、からっ…Aの反応が気になって見せたら…っAー!!｣


…え、この状況は…？


乱｢Aは…Aはっ…最期にこう言ってた…っ…｣


全｢…？｣


乱｢この写真…焼き増ししといて下さい…！って…っ…｣


全｢｣


…いや、そう言いそうだけども…。


福｢…ふふっ｣


社長…嬉しそうに笑わないで下さい…。


貴方の息子、死んでるんですよ…。

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