愛が一つ ページ27
｢…ぬぉー…寒い…｣
あ、どうも。
Aです。
今日本当に寒い…。
コートにマフラーという防寒をしているのに寒い。
｢…おぉ…！｣
今ね、良い感じの路地裏を見つけたんだよ…！
路地裏って惹かれるものがあるよね…！
てことで、行きます。
｢…何かあるかな…！｣
｢…何か聞こえるぞ…！｣
路地裏に入り数分歩くと、何処からか声がした。
…だが、血生臭い…。
｢!?｣
ち、血だまりや!!
｢…!?あ、芥川さん!?どうしたんですか!?｣
壁にもたれかかって、苦しそうに息をしている芥川さんを見つけた。
芥｢うっ…貴様…Aだなっ…｣
｢そうです！｣
覚えてたんですね!!
てか、何で血だらけ!?
いや、分かるけど!!マフィアですものね!!
芥川さんの体は左肩と右腹部、左足から血がだらだらと流れていた。
｢と、とりあえず傷直しますね!!｣
芥川さんの体に触れる。
傷はみるみるうちに消えていった。
芥｢何故、助けたっ…｣
｢え、何で…？｣
なんでって言われても、ねぇ？
｢…それより、顔赤いですよね。体も熱いですし…｣
芥川さんのおでこに触ろうとすると、手を弾かれた。
芥｢僕に、構うな…｣
｢…｣
｢…貴方にとっては余計なお世話かもしれないですけど、他の人の気持ちも考えて下さい｣
芥｢…｣
｢貴方の上司や部下は貴方が苦しんでいたら悲しむでしょう。それに、今一番心配しているのは…｣
芥｢！｣
｢貴方の異能、何ですよ…？｣
さっきから黒獣がソワソワしてるからね。
余程心配してんだろうね、いい子だな。
｢…じゃ、失礼しますよ｣
そう言い、芥川さんのおでこに触る。
芥｢…｣
｢…やっぱり熱あるじゃないですか。何時からです？｣
芥｢…今日の、朝から…｣
｢…はぁ｣
芥｢っ…｣
朝からそうだったら寝てなさいよ。
｢…とりあえず、本拠地まで送ります。おんぶするので乗ってください｣
そう言い芥川さんに背を向ける。
だが、中々重みが来ない。
芥｢…いらぬ｣
｢…｣
まぁ、貴方の意見は聞いてないんでね。
芥｢っ！は、離せ!!｣
｢貴方が背に乗らないのが悪いんですよ｣
芥川さんを抱っこしたら、案の定暴れた。
だが、俺は何時も乱歩さんを抱っこしてるから何ともない。
それに芥川さん軽いし、今病人だし。
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月夜(プロフ) - 中也さんかっこいいーー (2019年4月14日 22時) (
レス) id: bc75932481 (このIDを非表示/違反報告)
ゆー - 誰が可愛いとかじゃなくてもう皆可愛いっっ！！評価させていただきました！更新がんばってください！ (2017年8月10日 16時) (レス) id: 53b71e32fc (このIDを非表示/違反報告)
咲希(プロフ) - 桐宮さん» 桐宮さんありがとうございます！信者の方にそう言われると本当に嬉しいです！最近、やり過ぎてないかなって思っていたのでとても嬉しいです！ (2017年2月19日 21時) (レス) id: 3756169667 (このIDを非表示/違反報告)
咲希(プロフ) - アメヲトさん» アメヲトさん本当に嬉しい言葉を…！ありがとうございます！私もアメヲトさんの作品を拝見したいので作品名を教えてもらいたいです…！ (2017年2月19日 21時) (レス) id: 3756169667 (このIDを非表示/違反報告)
桐宮 - 乱歩さん信者にとって、こんなに可愛い乱歩さんを見れるとか、本当に嬉しいです。真面目に立場代わってほしい。 (2017年2月19日 6時) (レス) id: a7d473c89c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：奈佐 | 作成日時：2017年1月15日 20時
