【文スト】家族になりました パート３【男主】

愛が一つ　もしもシリーズ ページ24

…追いかけねば…!!


バンッ


福｢まて！A！｣


私が出てくると、職員達は驚きの顔をしていた。


｢大丈夫ですよ…俺はっ、あなた無しでも生きていけますっ…｣


嘘を頑張って言うA。


福｢お前が私から離れて生きるなど無理な事だ！｣


福｢第一に私が生きて行けぬ！｣


｢っ！｣


私の言葉に嬉しそうな顔をした。


愛らしいことこの上ない。


だが、直ぐに暗くなった。


｢…心配しないで下さい…貴方は愛する人と幸せに暮らして下さい…｣


全｢!?｣


…これでは、無限になる。


ここら辺でネタバラシをした方が良いな…。


福｢私にお前以外に愛する人などおらん！｣


｢でも、さっき言ってたじゃないですかっ…｣


福｢全て嘘だ！お前を驚かせたかっただけなのだ！｣


｢っ…酷いですよっ！｣


そう言って私に抱き着くA。


｢俺はっ、俺はっ…貴方が居ないと、生きていけないのにっ…｣


福｢…すまない…出来心だったんだ｣


｢う、うぅ…よかったぁっ…｣


福｢…ふふっ｣


｢…何笑ってるんですか｣


福｢お前は私が大好きだな｣


｢…当たり前でしょうっ…俺は貴方が好きだって事…｣


福｢…そうだな、私もお前が好きだ｣


｢…｣ｷﾞｭｳ


福｢ふふっ｣


Aの頭を撫でる。


乱｢…今のは酷いよ、社長…｣


福｢え｣


太｢ですね｣


福｢…｣


乱｢Aが可哀想｣


福｢｣


…凄い責められる…。


…仕方ないだろう。


Aの泣き顔が愛らしいのだ。


｢…そんな福沢さんを責めないでください…｣


いつの間に泣き止んだAが私を庇うように立った。


…A…！


｢福沢さんは出来心だって言ってましたし、もういいですよ｣


Aがそう言うと乱歩達は不満顔をした。


乱｢…Aは社長に甘すぎ!!もっと厳しくしないと!!｣


き、厳しくとは…。


｢……｣


｢…ふふっ、惚れた弱みですよ｣


福｢…A…！｣


｢ふふっ｣


笑顔で私に抱き着くA。


やはり、最高に愛らしい…。

愛が一つ　もしもシリーズ→←愛が一つ　もしもシリーズ

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す