【文スト】家族になりました パート３【男主】

愛が一つ ページ14

｢俺の手作りでいいなら｣


敦｢！Aさんの手作り何ですか…！｣ｷﾗｷﾗ


｢うん｣


敦｢た、食べたいです！｣


｢いいよ、あげる｣


敦｢！…ん？でもこれAさんが食べようとしてたんですよね？僕が貰ってもいいんですか？｣


｢大丈夫、また作るから｣ﾆｺｯ


敦｢…｣


敦が申し訳無さそうな顔してる。


…可愛いのぉ…。


｢…早くしないと冷めちゃうぞ？｣


敦｢い、いただきます!｣


敦は炒飯を一口すくって食べた。


敦｢っ!?｣


｢…どうだ…？｣


敦｢すっごく美味しいです!!｣ｷﾗｷﾗ


｢そうか、良かった｣ﾆｺｯ


敦は凄い勢いで炒飯を食べ、直ぐに完食した。


｢…ふふっ｣


俺は敦の頭を撫でる。


すると敦は嬉しそうに笑った。


｢足りないとは思うけど、夕飯が食べれる様に我慢な｣


敦｢いえ！十分でしたよ!!凄く美味しかったです!!｣


｢ははっ、それは良かった｣ﾆｺｯ


敦｢…｣


…え、敦が浮かない顔してる…俺なんかしたかな…。


敦｢…僕、Aさんみたいなお兄ちゃんが欲しかったです…｣


｢!?｣


こ、ここで『年下から言われたい言葉ランキング』第2位が…!!


…え？このランキング？俺の中でだけど？何か？


敦｢…僕今までずっと一人で…こんなに優しくされるのは何ていうか…初めてで…｣


｢…良かったな、敦｣


敦｢…？｣


｢此処に来たら、ずっと優しくされるぞ｣ﾆｺｯ


敦｢！｣


｢優しくもされるし、愛も貰える。最高に大切な場所だ｣ﾆｺｯ


敦｢…愛が…貰える…｣


｢あぁ、此処を愛せば、愛する程…沢山貰える｣


敦｢…僕が愛せば…｣


｢…敦は皆を、この職場を愛せば良いんだ｣ﾆｺｯ


敦｢っ！はい！｣


｢ふふっ、いい子だ｣ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ


敦｢♪｣ﾍﾆｬ


｢ｺﾞﾌｯ｣


あぁ…敦が、可愛い…。


敦｢…あ、あのっ…｣


｢ん？｣


敦｢えと、あの…その…｣


｢…ふふっ、どうした？｣


敦｢…｣


｢？｣


敦｢…も、もう1回っ…だ、抱き締めてくれませんか…！｣


｢｣ｸﾞｻｯ


ぬおおお!!こんな可愛い子が居たなんて…!!


俺は感動したよ!!

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