チート令嬢は婚約破棄されたので推しと一緒にいたい！ (ページ4)

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アレンジされたローブページ4

『そう言えばアーニャのローブは？
何科に行ったの？』

私は茶色のローブをチクチクと縫っているアーニャに聞いた
アーニャはこっちをチラッと見ると
また手元に視点を戻した

「魔術科やけど？」

と言うことは紫か…

『だから制服も紫で合わせてるの？』

アーニャの制服が壁に掛かっていた
あと隣に紫色のローブも掛かっている
…ローブがアイドルみたいになってるんだけど
見た感じ軍服のゴスロリみたいなやつ
あと袖が長い、確実にお化け袖だね

「…まぁ、それもあるし
元々好きな色が紫やったのもあるで
…あ、できた」

『え、はやっ』

製作時間約10分
ローブが可愛いポンチョになって戻ってきた
首のとこに留め具があるけど
何か軍服みたいなデザインだった
細長い布の両端に釦があって、それで留めてるって感じ
可愛い刺繍が小さく施されていた

「どうや？形はやったし
刺繍はライトにやってもらい」

『ありがとう！
…でも、どうして縫ってくれたの？』

私が疑問に思ったことを聞くと
アーニャは少し顔をしかめた

「ん～…１つはライトの婚約者やから
ライトは仕事仲間や、こっちも仲良うしたい
２つ目は…知っとるかは知らんけど
婚約破棄された勢いで頭が狂い、庶民を婚約者にした公爵家ってさ
だから…まぁ、何や、そんな感じや」

ちょっと待って、どういう意味？