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…聞いてないよ、
ねえ…、慧悟?
小さい頃っていつから?
どうして言ってくれなかったの?
知らなかった。
おばさんも急病だって。
何でも知ってると思ってた。
1番大切なことを私は知らなかったんだ、。
安「 もしかしてAちゃん、
萩ちゃんの彼女だった…? 」
伺うような安井さんの言葉に小さく頷くと
言っていいのかなあこれ、と言いながら
安井さんは話し始めた。
安「 萩ちゃん言ってたんだよね。
彼女には病気のこと話してないって。
何で?って聞いたらさ 何て言ったと思う?
絶対病気治して、プロポーズするんだ、って。
めっちゃ惚気だし、強がりだなって
皆笑ったんだけど
萩ちゃんは大真面目に言っててさ。
幼稚園の頃に一生守るって約束したから
俺は強くいなくちゃいけない。
弱い彼氏なんて
カッコ悪いじゃないですか?笑、って。
あん時マジで萩ちゃんかっこいいと思ったし、
そんなに思われてる彼女すげえなあって
思ったのずっと覚えてるもん。
Aちゃん、
愛されてたんだね、」
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作者名:n a g i. | 作成日時:2016年2月19日 19時