3.なんで俺じゃなくて、 ページ10
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__作者より
更新大変遅れてしまい申し訳ありませんでした。
楽しみにしている方なんていないとは思いますが笑
なんとか時間が出来たので新しく書かせていただきました!
更新しない間に色々なことがありましたが、それはもう無視して読んでくださるとありがたいです。
川上side
あ、伊沢さんツイートしてる。
@tax_i_
今日は悔しかったけど嬉しいことがありました。
あ、絶対Aちゃんのことやん、これ。
俺もツイートしようかな
@kawakami_q
明日からが楽しみです
ツイートすればいつもの様に来るファンからの反応。
有難いことに今ではこんなにも応援してくれてる人がいるもんだと嬉しく思いつつTwitterを閉じようと思った矢先、「伊沢拓司(点数王)さんがいいねしました」なんて表示がでてきたもんで驚いた。
まあ確かに向こうもさっきツイートしてた訳だけど、こんなにも速く反応が来ることなんて稀なのだ。
だってほら、、あの伊沢拓司だから。
数分後またも珍しいことに俺は声を上げた。
「えぇ!?伊沢さんからLINE?」
しかも業務連絡でもなく仕事話でもない。
“川上ってAちゃんのこと好きなん?”
なんか気持ち悪いスタンプとともに送られてきたこの文。
迷わず"何言ってるんですか笑"と返信する。
単純に俺には経験値がないし、恥ずかしながらこの歳になっても恋というものが分からない。
"好きってなんですか"
思わずそう追い打ちをかける。
"しらん"
そう返ってきた無愛想な3文字に戸惑いつつ、
"ああ、やっぱりどこまでも伊沢拓司だ"
心の中では安心したのかもしれない。
それ以上は聞いたらダメな気がして、聞くべきじゃない気がして
"ですよね"
そう返しておいた。既読は瞬きをする間につく。
しかし、もう返信が返ってくることはなかった。無愛想に俺と目を合わせようとしない文字すらも。
あまり気にせずに俺は風呂に入ろうとソファから立った。
変な気持ちのままシャワーを浴びて、髪を乾かして寝た。
着信音が鳴り響いていることに気付かず。
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作者名:あおい | 作成日時:2020年5月28日 1時