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Aside






伊沢さんにも連絡しといてって言われても、、、
そんな簡単に連絡できる訳じゃないし!!
既読つくか分からんけどなんて言われたら電話するしかないよなあ、、、、


分かりました!なんて元気に返事した自分を恨みながら伊沢さんとのトークを開く。

昨日交換したばかりだから特に何も話してないけど、トーク画面に現れたのは昨日送った個人的に私が可愛いと思ってる『よろしくお願いします』のスタンプと伊沢さんのちょっと気持ち悪い『ぺこり』のスタンプだけだ。





思い切って通話のボタンを押す。

プルルルル、、プルルルル、、、、



静かに伊沢さんが通話に出るのを待つ。
心臓がバクバクいってるのが自分でも丸わかりで、少し恥ずかしい。
これ程緊張することはないだろう。






"もしもし?"

イヤホンで昔から聞きなれた優しい声がした。
一気に緊張が解れる。



"も、、もしもし!伊沢さん???"



"うんそうだけど、、、"



"今日電車止まってて少し遅れるって連絡なんですけど、川上さんに1度連絡したら伊沢さんにも伝えてって言われたんです"



"あ、そうなんだ!大丈夫だよ全然"



心做しか少し沈んだ伊沢さんの声。



"あ、、そうだったら、、"


伊沢さんが再び口を開いた



"俺車だから迎えに行こうか?もうオフィスにいるし"



"え!いいんですか!ありがとうございます!!"



驚いたけど、本当は嬉しい。
伊沢さんからそう言って貰えて、また車に乗れると思ったら可愛くしていかなきゃって少し焦る。


"じゃあ今から行くから支度しといて!"

そう言って一方的に切られた電話。







川上さんに連絡した方が良いのか分からなくて、とりあえず準備を急いだ。

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設定タグ:QuizKnock , 伊沢拓司 , 夢小説   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:あおい | 作成日時:2020年5月28日 1時

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