いきなりご両親へ挨拶ですか…… ページ26
｢……で、温泉なんだけどさ｣
｢魔法薬でしょう？まぁ、リサーチの為の労力と思えば──｣
｢A！ボーイフレンドがファンタジーワールドに居るの！？パパ、会いに来たよ！！｣
｢めんどくせぇのが来ちゃったよ……｣
｢…………こ、今晩は。Aさんのお父様でしょうか？｣
｢うん！Aのパパだよ！！｣
手を差し出す父親に対し、差し出された手を取り固く握手を交わすアズール。
握手を交わしてから、更に上機嫌になる父親に、Aの眉間のシワが深くなる。
｢名前は何？｣
｢アズール･アーシェングロットと申します｣
｢アズール、将来は凄いビッグになるよ！｣
｢おや、光栄です。しかし……何故？｣
｢握手が強いは、偉くなる！！凄い人になるね！｣
｢…………えーと……｣
父親のテンションに押されるアズール。
笑顔が引き攣りそうなのを、必死でこらえていた。
｢一応パパって、こっちの世界の経済界ではトップクラスの人だから……あと、こっちの世界の別の国出身の人｣
｢はい！？初耳ですけど！？｣
｢経済界のパイオニアだから、頭は超一流の天才なんだよ……フロちゃんと同じ人種……｣
｢でも、凄くなるのはいい事ないよ！家族皆、バラバラだからね｣
｢…………成程。納得しました｣
｢ありがとう……｣
｢アズール、何が好き？今日は皆でご飯食べよう！｣
｢パパ！！ママは知らないからやめて！！｣
｢じゃあ連れて行くよ！アズール、おいで！｣
｢…………これは…………良いんでしょうか……？｣
｢…………はぁ、もう良いよ。こうなる気はしてたし……｣
｢ママ！Aのカレシが居るよ！｣
｢は？A、ママに何も言わないで連れてきたの？｣
｢違うよママ！鏡がファンタジーワールドに繋がってる！ファンタジーワールドに居るAのカレシだよ！｣
｢連れて来たのはパパだから……ほんとごめん、ママ……｣
｢はぁ……まぁいいよ。で、彼氏君。お名前は？｣
｢アズール･アーシェングロットと申します。いきなりの訪問になってしまい、申し訳ございません｣
｢いや、むしろこっちのがごめんね？無理に連れて来ちゃって……｣
｢いえ、断らなかったのは僕ですから……お詫びと言っては足りないかもしれませんが、お困り事はありませんか？ああそれとも、こちらには無い魔法でも見せましょうか？｣
｢良いから良いから。ほんっと、うちの娘ちゃんが世話になってるね｣
｢あぁ、いえ……こちらこそ、支えてもらってばかりです｣
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とある誰かの作品倉庫(プロフ) - 真理さん» 誕生花はロマンですよ……何やら残酷描写のある漫画があるみたいですね。花言葉も「自信 」とありますし、何やら思惑のある花とも思えるような思えないような……コメントありがとうございます！ (2021年7月10日 0時) (
レス) id: ba04661380 (このIDを非表示/違反報告)
真理(プロフ) - この作品で誕生花の話が出てきた時思わず自分の誕生花を調べちゃうんですよね、ちなみに誕生花はミスミソウでした。ミスミソウって言われるとマンガを思い出しちゃうんですけどね…… (2021年7月10日 0時) (レス) id: 155b63405e (このIDを非表示/違反報告)
とある誰かの作品倉庫(プロフ) - 真理さん» ありがとうございます！シリーズがやけに長いので、休み休み読んで頂けると幸いです(笑) (2021年2月9日 0時) (レス) id: ba04661380 (このIDを非表示/違反報告)
真理(プロフ) - 不思議と中毒性がある小説ですね…こういうのをかけるように頑張んないと… (2021年2月8日 22時) (レス) id: 155b63405e (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - ( ﾟ∀ﾟ):∵ｸﾞﾊｯ!!(ゆいは推し組((アズール、イデア))によって10000ダメージを受けた) (2020年11月28日 1時) (レス) id: 74f12133a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とある誰かの作品倉庫 | 作成日時：2020年11月23日 1時
