仕返しに屈しない変態 ページ9
「んー……」
「おや？その小瓶は──いつぞや見た液体ですね」
「アズ、これな？全部私の唾液」
「は？」
「薬の効果が切れる前に採った」
「……何やってるんですか」
「いや、気になるじゃん？効果が切れる前に採った後は、変化が無いかなってさ」
「気持ちはわからなくもないですけど」
「んで、仕返しもしたくない？」
「……あぁ、確かに。Aさんが受けた被害は甚大ですからね」
「うん。エンドレスだったからね。快感も、無限地獄だと死にそうになるんだなって……」
「一番の被害者はボクなんだけど？」
「ヘビ五郎さん、申し訳ありません……」
「ごめんな……追い出すしか無かったんや……」
「凄い寒いんだよ！？この時期に追い出されたら辛いんだから！」
「って訳で、リーチを呼び出してあります」
「はい？」
「呼んだぁ？テトラちゃん」
「Aさんからのお呼ばれとは……僕は嬉しいですよ」
「リーチ、お前達には休みをやる交渉をする」
「はい？僕は認めていないんですが？」
「いや、流石にさ……」
「……まぁ、いいでしょう。そこまでお客様が来る時期でもありませんし」
「よし。んで、お前ら。この前の薬はやってくれたな？」
「おや。飲んで下さったんですね」
「まあな。そうなんだけど……酷い目にあった。フロちゃん、あの薬はもう作るなよ」
「作り方忘れたぁ〜」
「我等は被害者である」
「ごめんね、テトラちゃん」
「謝るんなら、これを一瓶ずつ飲み干せ」
「……量産しました？」
「フロちゃんの薬でな」
「と言うと？」
「ジェイ君の薬を飲んだ後、フロちゃんの薬を飲んで苦しんだ時の、私の唾液だ」
「はい？」
「え？」
「フロちゃん。最後に飲んだモノをコピべして体液にする薬は凄いね。ただし、ジェイ君の薬の後に飲んだ私は物凄い苦しんだんだよ。わかるね？」
「Aさんの……唾液……！」
「ジェイド、それでコーフンしてんのはマジの変態だからやめてくんね？」
「ドン引きしました」
「取り上げようかな……」
「飲みます！飲ませてください！！早く！！」
「オレ、ジェイドみたいに重症じゃねーから、あのコーフン剤は飲みたくねー」
「この違いよ。何コレ？」
「僕が聞きたい。何したんですか？」
「私は何もしてないよ」
「アズール、もう観念してAさんを分け合いましょう」
「お前達はさっさと飲んで、自室に引き込もってなさい。効果が消える時間まで、僕の自室は出禁ですからね！」
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とある誰かの作品倉庫(プロフ) - 茨の國のぼっちさん» ありがとうございます！！！もう願望詰め放題パラダイス(？？？)な自己満作品なのですが、喜んで頂けて泣いて喜んでおります！！(セベクボイス)結構お話も長いと思いますので、ぜひ、ご自分に合ったペースで読み進めて頂けると幸いです（笑） (2021年5月6日 20時) (
レス) id: ba04661380 (このIDを非表示/違反報告)
茨の國のぼっち(プロフ) - この作品にすごくハマりました！夢主とアズールの性格と、糖度が好きすぎます！一気に読んだらすぐ終わっちゃうので、一日頑張ったご褒美に読んでますw (2021年5月6日 18時) (レス) id: 9a68fed22a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とある誰かの作品倉庫 | 作成日時：2020年12月24日 9時
