お薬飲めません！ ページ7
「ジェイ君、これは何？」
「一種の興奮剤です」
「何故、私に飲ませようと思った？」
「既成事実を作れば、アズールも納得するかと思いまして」
「は？」
「おや……そんなに怖い顔をしないで。大丈夫。痛い事はしませんよ」
「お前の考えている事は恐ろしいけどな」
「飲んで頂けませんか……」
「ネタばらしされたら飲まんよな、そりゃあ」
「残念です」
「白々しいな……まぁ良い。サッと片付けときな」
「テトラちゃん♡飲み物持ってきたよ♡」
「何コレ？ねぇ、これ飲み物？なんでこんなにどす黒い青なの？毒じゃないの？」
「わかんねー！けど、面白そうだから飲も？」
「面白そうで人を殺しに来るのか？フロちゃん、まだ私、死ぬ訳にはいかねぇわ」
「えー！飲まねーの？なんで？死んじゃってもオレ達、ちゃーんとお世話するよ？」
「死んだ後の世話って何？怖いよ？」
「防腐処理や、ネクロマンス等の禁術も、あなたの為なら出来る覚悟はありますよ」
「まず、死ぬ前提で話進めるのやめてくれない？」
「何でもいいから早く飲めよ」
「キレられる理由がわからん……」
「ジェイド、フロイド。何をしてるんです？もうすぐ開店時間ですよ」
「アズール、丁度いい所に。実は、僕とフロイドの作った魔法薬を飲んで頂こうと、交渉をしているんです」
「テトラちゃん、全然飲んでくれねーの」
「飲まないのが正解だ。色がまずおかしいですよ。ピンクの液体に、青黒い液体。どちらも真っ当な飲み物ではありません」
「アズ、よく言った」
「アズール！ピンクのは一種の興奮剤です！死にはしません！」
「ジェイド。それのどこがセーフだと？」
「アズールぅ、大丈夫だよ？オレ、テトラちゃんが死んでも面倒見るよ？」
「面倒を見るのは僕の役目だ！お前に譲る理由がないだろ！」
「アズ、まずは死ぬかもしれない物を飲ませようとしてる事に着目しようか」
「あ、そうでしたね。フロイド、Aさんを勝手に殺そうとするな。彼女を殺すのは僕ですよ」
「それもなんか違う気がするなぁ……」
「死んでも愛する自信はありますよ。人魚の愛は重いんです」
「死ぬ前提をやめてくれない？さっきも言ったよ？殺すな？」
「まだ駄目です！殺すのは、僕ときちんと籍を入れ、契約してからでなければ……」
「おかしくない？ジェイ君の興奮剤のがマシに思えてきたぞ？」
「ちなみに、僕の興奮剤は理性やその他諸々も吹き飛ばす仕様です」
「訂正。コイツもヤバかったな」
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とある誰かの作品倉庫(プロフ) - 茨の國のぼっちさん» ありがとうございます！！！もう願望詰め放題パラダイス(？？？)な自己満作品なのですが、喜んで頂けて泣いて喜んでおります！！(セベクボイス)結構お話も長いと思いますので、ぜひ、ご自分に合ったペースで読み進めて頂けると幸いです（笑） (2021年5月6日 20時) (
レス) id: ba04661380 (このIDを非表示/違反報告)
茨の國のぼっち(プロフ) - この作品にすごくハマりました！夢主とアズールの性格と、糖度が好きすぎます！一気に読んだらすぐ終わっちゃうので、一日頑張ったご褒美に読んでますw (2021年5月6日 18時) (レス) id: 9a68fed22a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とある誰かの作品倉庫 | 作成日時：2020年12月24日 9時
